量子物理学の世界

現実世界は色即是空・諸行無常
昨日は「量子物理学を学ぶことで幸せへの道筋をつかむ」ことをテーマにした講義を受ける機会がありました。
ご縁のある数名の方とご一緒に約3時間。
講師の方は素人の質問にも丁寧に答えてくださいました。
物理学は古典力学からアインシュタインの特殊相対論・一般相対論を経て、量子物理学(量子力学)が生まれ、さらには超弦理論へという流れになっているのだそうです。
最後の超弦理論では宇宙は11次元あるということらしいですが、そこまでいくと私の頭では理解できません。
ともかく昨日は量子物理学がメインの話でした。
その視点から世界を見ると、人間が五感で感じるものはすべて波のようなものであり、常に変化している、そして実体として存在しているものでもない、となるのだそうです。
これは仏教でいうところの「諸行無常」「色即是空」に通じます。
前者は紀元前5世紀ころのお釈迦様の教えに由来するといわれ、後者は紀元前後の大乗仏教の時代に成立した考え方だと言われています。
そうした古い思想が現代の量子物理学と呼応するのは興味深いことです。
思考から世界の本質に迫る近代・現代の人間に対して、古代の人は感性を開いて理解を深めたのかもしれませんね。
それにしても、私たちの目には実体として映っているものがすべて波であり、実在していないといわれても、なかなか信じられません。
仮にそのように世界が設計されているとすれば、私たちは生きている間に何を学ばなければならないのでしょうか?
多分まずは自分に見えているもの、信じているものが真実であるとは限らないことを肝に銘じることからかな、と思いました。
さらに、利己的な生き方は、物理の法則からみてもうまくいかないという説明がありました。
「自分が、自分が…」と自分ばかりの利益を考えた人が一時的に成功したように見えても、結局揺り戻しにあってしまうとのこと。
網目のようにつながった世界の中で幸せになる唯一の方法は、網全体を周りの人と一緒に持ち上げること。
自利と利他が両立する必要があるのですね。
精神論だけではなく、物理学からの説明があることで、より説得力が増します。
これまでもその方から量子物理学のお話は伺っていましたが、昨日はまとまった時間の中で学ぶことができ、とても貴重な体験になりました。
(2025年8月31日 岩田)





