2020年のおみくじ
明けましておめでとうございます!
令和2年で2020年。
文字にも数字にも見た目の印象というのがありませんか?。
今年は元号も西暦も「2」が中心で、私にはなんだか柔らかく感じられます。
皆様にとってはいかがですか?
数字の印象のように穏やかで幸せな一年になってほしいものです。
さて、初詣は行かれましたか?
昨日出席した新年会で、初詣には行かないというポリシーの方がいらっしゃいました。
かと思えば、行かなさそうな人が身内に誘われて行っていたり…。
初詣のこだわりも人それぞれで、面白いです。
私は毎年近所の神社に伺っています。
もちろんお参りが目的ですが、ここのおみくじも楽しみなのです。
なぜかというと、言葉が深い、から。
昨年は「末吉」で、表面には
「時が来て思うことも次第次第に出来て幸福目の前に集まるけれどよくよくものを考えてしないと不意のことがあって損をすることがある これを心得てすればよい」
と書かれていました。
振り返ってみると、昨年は確かに思うことが出来るようになってきたような気がします。
そして裏面には、毎年「神の教」が書かれています。
実はこの言葉に毎年うならされます。
「神様、私のことを観ていましたか?」といいたいくらい、ぴったりする言葉が来るのです。
昨年のは、
「小さい榊(さかき)のその一枝(ひとえだ)にこころこめたる御玉串(みたまぐし)
たとえ巨万の財宝(たから)をつんでも、財宝に惜しみがかかり、誇りがつけば、まったく路傍(みちべ)の瓦石(いし)も同様(おなじ)で、神様は不浄(ふじょう)をうけたまわぬ。神様につなぐ心の綱(つな)は、飽(あく)まで清くなければならぬ。清くなければ神様に通じない」
でした。
強い言葉で覚悟を迫られているような迫力です。
清くあろう…を心がけてはみましたが、一年間どれだけ清かっただろうか?と、わが身を思い返します。
一般的にはおみくじを神社で読み、枝に結んで帰るというのが普通なのでしょうが、こうして一年後に読み返してみるために毎年のおみくじを保管しています。
さて、今年は?
今年も引きました。
表面は第13番で「小吉」。
「水の中の月の目に見えて手に取り難いと同じように心苦しみ多く思うに任せぬ事引きつづき総て進みません。万事控えめに信神(しんじん)して時のくるのをまち身を守ること」でした。
なんだか苦しそうな言葉が並んでいますが、むしろありがたく感じました。
うまくいかないという前提があれば、思うように進まないことがあっても焦る必要はありませんからね。
結果に期待せず、粛々と前に進むことを肝に銘じます。
そして裏面の「神の教」。
今年の言葉はだいたい、腹が立っても一歩上の立場で眺めること。穏やかな気持ちで人を導けるようになるには先ず自分が一歩退いて反省することが肝要、といった内容でした。
これもまた今の自分には大切な言葉です。
それにしてもこのおみくじ、一体どなたが書いていらっしゃるのでしょう?
他の神社でも時々おみくじを引くことがありますが、私にとってはここのが一番です。
今年一年、この言葉を指針に、「愉しく、精進する」の精神で歩んでいきたいと思っています。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
(2020年1月5日 岩田)