「自己覚知」とは?

研修の依頼を受けて知った言葉
昨日はある場所で、職員の方々に「自己覚知」をテーマに1時間の研修をしてきました。
実は依頼を受けた時、「自己覚知」という言葉を知りませんでした。
「?」と、一瞬の空白ができたのですが、字を見ればなんとなく想像がつきます。
これは自分で自分のことを理解する力のことなんだろうな、と当たりをつけました。
実際、調べてみると、「専門職、特にソーシャルワーカーや介護職員が、自身の感情、考え方の傾向、価値観、知識、技量などを客観的に把握し、コントロールする能力のこと」という説明がでてきました。
自己覚知ができれば、自身の感情や行動をある程度コントロールし、支援の質を高めることが期待できるとのこと。
確かにそうでしょう。
ただ、私たちにとって自分を知ることは何より難しいことのひとつです。
とかく自分への評価は甘くなりがちです。
「自分は○○において誰よりも優れている」などと思っていても、客観的な評価はそうでない場合も大いにあります。
実は私も昨日の午前中、それを実感しました。
別の機会にオンラインで約1時間の講座をする予定があったので、リハーサルをしてみようと思いたち、ひとりでZoomを立ち上げ、録画しながら講義をしてみたのです。
で、あとから録画を確認してみると、自分はこんなにも話すのが下手だったのかと、愕然としてしまいました。
講師としてまずまずできると思っていたセルフイメージはもろくも崩れ去り、謙虚にならざるを得ませんでした。
客観的に自分を見ることは大事ですね。
録画は自分をふり返るには最適な方法といえますが、普段の言動を誰かが記録してくれるわけではありません。
さらに内面で自分が何を考え、どう感じているのかなどは、意識的に自分を観察する視点をもたなければ、わからないことばかりです。
無意識に流されがちな日常の中に、瞬間的にでも自分を客観視するよう努めることが大切なのだと思います。
メタ認知という言葉もありますが、自己覚知という言葉には、奥深いものを感じます。
専門職でなかったとしても覚えておきたい言葉ではないでしょうか。
(2025年9月7日 岩田)





