孤独は避けるべきもの?

ひとりの時間を楽しめるようになった!
孤独は良くないもの、避けるべきもの、そんな価値観が根づいていました。
私だけでなく同じような感覚をもっている人は多いでしょう。
何しろはるか昔の狩猟採集社会では群れに受け入れられるか否かが生死を分けたようですから。
一旦死につながるような危険なことと認識されたものは簡単には払しょくできません。
結果としてその記憶は何万、何千年を経ても生き延びることになります。
私自身も幼少期から無意識に孤独を怖れてきました。
そして、なんとなく自分のことを孤独でかわいそうな存在と見ていたふしがあり、絶えずひとりにならないよう気を張って生きていました。
孤独をどうとらえ、孤独とどうつきあうのかは、本当に長年の課題だったのです。
ひとりを心地よく感じることができるようになったのは、いつからでしょうか?
多分それほど前のことではありません。
40代でコーチングを始め、人とのかかわりが少しずつ増えても、孤独を怖れる気持ちは続いていました。
人の話を聴くことは楽しく学びが多い一方で、ひとりになるとホッとするという繰り返しに、落ち着かなさを感じたこともあります。
人間理解を深める学びを通して知ったのは、誰もが内面に対立する人格をもち、その葛藤に直面しているということ。
私の中では「ひとりはダメ」と「ひとりでいたい」が常に対立していたようです。
対立を緩和する秘訣はどちらも否定しないこと。
人とかかわるのも良し、ひとりもまた良し、という境地です。
ひとり(孤独)=社会からはみ出している、良くないこと
という連想を、
ひとり(孤独)=自由に過ごせる、内面と対話できる状況
と変えることができたら、驚くほど気分が変わりました。
最近は予定のない平日があれば、ふらっとどこかに行ってみる計画を立てます。
先日は久しぶりに映画館に足を運び、「クスノキの番人」を観ました。
アニメーションが美しく、お話も味わい深かったです。
誰かと一緒に行って感想を語り合うというのもいいですが、ひとりで余韻に浸るのも悪くありません。
多分私はひとりの時間を多く持った方が安定する人間なのかもしれません。
価値観を見直し、自分の個性に合った生き方ができたら幸せを感じる時間が増えそうです。
みなさんは、孤独にどのような意味づけをしていますか?
(2026年2月8日 岩田)





