今年の誕生日!

生かしていただいた命

私は1949年に三人兄姉の末っ子として、大阪市に生まれました。
そして、来週の7月4日に、74歳を迎えます。
「7474」――単なる数字の語呂合わせのようですが、私にとっては、感慨深い大切な日のように思えて、今日のテーマに取り上げてみることに。
このような日が迎えられるのは、生まれ月日がどちらも一桁だったからだと、与えられた環境に、何だか少し誇らしい思いがして感謝が湧いてきます。
振り返ってみると、(自分で言うのも何ですが、)無邪気で我儘で、自由奔放に育ててもらいましたが、産まれてすぐに生死をさまよったり、娘を出産直前に妊娠中毒症になって「今晩が山です」と医者の宣告を受けたり、日常生活の中での不注意で、三度の脳梗塞を経験したり…と、健康面では周りに随分、迷惑と心配を掛けて来てしまいました。
そういう意味でも、よくぞここまで生かして頂いたものだと感謝が増し、特別な思いが湧いて来るのです。

「7月4日」は何の日?

そう、この日は「アメリカ合衆国の独立記念日」として有名です。
若いころ、このお祝いの日に丁度アメリカに旅行に行っていて、とても歓迎されて盛大に祝福された思い出があります。
映画ファンの方ならよくご存じかと思いますが、アメリカ映画に『7月4日に生まれて』(オリバー・ストーン監督。トム・クルーズ主演)という作品があります
これは1989年に作られた、反戦の物語ですが、ロン・コーヴィックの同名の自伝的小説が映画化されたものです。
アメリカ独立記念日に生まれ、半身不随になったヴェトナム帰還兵の青年が、さまざまな心の葛藤を経て、反戦運動に身を投じてゆく姿を、実話を基に描かれた社会派のドラマです。
第62回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、監督賞、編集賞の2部門を受賞して、高い評価を得た映画ですが、私は30年くらい前に観たので、記憶がかなり曖昧になっています。
いい映画だったなという印象だけはあるので、この機会にまた折を見て、鑑賞してみようかと思っています。

検索サーフィン

映画のことを「この日は何の日」という項目で検索していて、幾つか面白い記事に出会いました。
まずは、『滝修行の日』――滝が流れ落ちる様子を「7」に、そして手を合わせて滝に打たれる人を横から見た姿を「4」に見立てて、都市交通政策技術者の善光孝氏がこの日を記念日に制定したとか。何だか心が和みます。
また、宇宙科学研究所によって、1998年に、日本最初の火星探査機「のぞみ」が打ち上げに成功した日だとか。
あぁ、そんなことがあったのかと、軽く読み飛ばしそうになったのですが、その後「のぞみ」は、火星まで約1,000kmまで接近したものの、機器の故障や不慮のトラブルもあって、最終的に火星周回軌道への投入を断念したということを知って、思わず心を揺さぶられました。
「のぞみ」との電気信号が途絶えて、それ以来地球との交信が絶えてしまい、今なお火星と同じ軌道を回り続けているのだそうです。
7月4日に火星の子供に生まれて、親を慕い飛び続けている姿を思い浮かべると、何だか切なくて、とても哀愁とロマンを感じます。
他にも、私の大好きなプロ野球の歴史の中に、関連する出来事があります。
日本プロ野球初となる「オールスターゲーム」が、1951年に、甲子園球場で開催された日だとか。
さて、今年はファン投票と選手間投票、監督推薦で、どんな選手が選ばれて活躍してくれるのか、今からワクワクと楽しみでなりません。
とりとめもなく書き綴ってしまいましたが、私なりにはとても楽しかったです。
さて、皆様も誕生日の歴史を紐解いて、それにまつわるエピソードや感想などをつれづれに書き綴ってみてくださいませ。
幼いころ、画用紙に絵の具やクレパスで無心に書きなぐっていた時のような、心地良さを感じていただけるのではないでしょうか。

(2023年6月25日 若杉)

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