初心に帰らせてくれるブログ担当に感謝
新しいことへのチャレンジ
台風一過、久しぶりに青空が覗いて澄み切った空気を満喫した一日でした。
コロナの感染者数も、7月半ばから第2波到来かと言われていましたが、少しずつ減少傾向がみられて、現在は横ばい状態が続いています。
この流れの中で、私の周りでは、ゆるやかに日常生活が戻りつつあります。
私自身は…と言えば、緊急事態宣言が解除されても、基本、自粛生活が続いていて一見平穏ではあるけれど、いつまでもこのままでいいのか…と怠け心を揺さぶられる思いが徐々に膨らんできていることも、見過ごせなくなってきました。
そろそろ何か新しいことにチャレンジしたいと思って、いろいろ考えました。
脳の活性化のためには、新しい言語の学習や楽器の習得が効果的と言われますが、急激にハードルを上げ過ぎるとかえってストレスをため込んでしまう…としり込みしてしまい、つくづくと趣味を持たずにここまで来た自分に今更ながらガッカリしてしまいます。
では、自宅に居て手軽に学び始められるものは…と考えて、すぐに思い浮かぶNHKの生涯学習通信講座を検索しました。
講座案内を見ると、「書道、俳句、短歌、語学、絵画、手芸…」とたくさんの項目が並んでいます。
特に目新しいものも無く、どれにも心が動かずに諦めかけたところ、「実用・資格」の欄に『能力アップトレーニング』という講座に目が留まりました。
――海馬と前頭葉の機能を活性化する、脳のアンチエイジング――
期間2か月。課題提出回数2回。レベルは初心者向き。
これならゲーム感覚で学べそうだと思って、善は急げ(?)とばかりに申し込みをしました。
普段はそう意識しているつもりは無いのですが、どこかで脳の働きが鈍くなることや強いては認知症への不安があるのでしょうか、この分野にはつい興味がそそられます。
ご承知のように、脳の働きはとても複雑で、そのメカニズムはすべて解明されているわけではありません。
が、普段の生活態度や考え方に気をつけることで、脳の衰えるスピードを抑制することも可能だと言われています。
そして、「このトレーニングは、記憶力・意志力・思考力の衰えを抑止する、海馬と前頭葉の機能を活性化する、脳のアンチエイジングの教材です。」と書かれていて…。
これらのキャッチコピーはとても魅力的でした。
このトレーニングが、私の望むどれだけの効果があるのか、もしくは当たり障りのないドリルのようなものなのかは分かりませんが、今回は実際に行動したことに意義を感じています。
さて、今は早くに教材が届いて、実際に学び始めるのがとても待ち遠しいです。
またいずれ、学習の成果を詳しくご報告させていただければと思います。乞うご期待!
テレビのドラマは私の教科書
私は、テレビのドラマを見ることが大好きです。
3年くらい前まで目の調子が良くなくて、海外ドラマは吹替を優先していましたが、最近は、「日本語字幕版」も結構見られるようになりました。
(余談ですが、目の不調の原因が分からずに苦しみましたが、食べ物のアレルギーから来ていたことが判明して以来、食養生で症状が随分改善されました。)
映画館に行くとつい眠ってしまうので、もっぱらテレビでドラマを観ています。
登場人物が複雑に描かれていて、心理描写が細やかであればあるほど興味津々です。
テレビを見過ぎる私の口実かもしれませんが、実際にカウンセリングをさせていただく折に、深い部分でとても参考になっています。
誰の心にも存在する苦手意識、嫉妬心、罪悪感、劣等感、猜疑心、思い込み、妄想、自己中心の思い、防衛心、恐怖心、怠惰な心、…等々。
これらは私にも例外なく厳然と存在して、日々さまざまな人間関係を形作っています。
それでも、狭い範囲の私の経験では推し測れない、目の前のクライアントの方の強い苦しみや課題に出会ったときなど、少しでも理解を深めて寄り添い共感できる心の素地を作るための大きな助けになっているという実感があります。
「事実は小説より奇なり」と言われますが、実録の再現ドラマなどを観ると、想像を絶するストーリーが展開されていることにただただ驚くばかりです。
誰からも理解されずに、一人苦しんでいる人たちがあまりにも多いことに愕然とします。
さて、私に何ができるのでしょう。
日常生活の中で、観たり聞いたりどんなことからも学びながら、私のミッションであるカウンセリングに生かして、少しでもお役に立てるように励んでいこうと思います。
まだまだ余りにも未熟で無力感に苛まれる日々ですが、2週間に一度このブログを担当させていただく度に、初心に帰って前に向かって行けることに感謝しています。
(2020年10月11日 若杉)