読書会での学び

シルバーウィークの最終日

今年の「シルバーウィーク」の前半は、台風14号の日本横断の影響で荒れた天候でしたが、後半は秋晴れの好天に恵まれて行楽日和となりました。
9月の「シルバーウィーク」とは、春の「ゴールデンウィーク」」に対をなすもので、もともとは日本の映画会社が宣伝のために提唱した連休の呼び名ですが、2000年から導入された「ハッピーマンデー制度」により、2003年に「敬老の日」が9月の第3月曜日になったことで3連休となって、「秋分の日」の祝日と組み合わせて大型連休の実現となりました。
余談ですが、「秋分の日」の曜日によっては、毎年大型連休になるわけではないので、むしろそのほうが希少ということから、「プラチナウィーク」と呼ばれることもあるそうです。何だかオシャレな命名ですね。

一区切りの対面読書会

本日、対面での読書会が一つの区切りを迎えました。
「コーチングハンドブック」を、1~12章まで2回精読して、次に昨年の10月から『ストア派哲学入門――ストレスフリーで生き抜く366のヒント』(ライアン・ホリデイ著)をテキストにして、それぞれの日常生活に照らし合わせて対話形式で一年間進められてきました。
今日は12月の「死の運命を考える」という締めの項目でした。

来月からは新しく『HAPPYSTRESSハッピーストレス――ストレスがあなたの脳を進化させる』青砥瑞人著をテキストにすることに参加者の全員一致で決まりました。
この本は、「ストレスを味方につけ成長、自信、打たれ強さ、希望…後天的に育む理論と技術を1冊に凝縮」とのことで、とても興味が湧き、読むのが楽しみです。
次回は10月23日(日)開催です。(詳細は、後日更新されるページをご覧ください。)
皆様もお気軽に、参加してみませんか。
同じ本でも一人で読み進めるのとは違って、全く気付かなかった角度から光が当てられることもしばしばです。
その都度対話の中で、沢山のことに気づかされ学ばせていただいてきました。
なかでも、話される内容や意見を「他人事」として客観的に聴くだけではなく、「自分事」として受け止めて聴くという姿勢の大切さを強く学びました。

「カルマの法則」「ダルマの法則」

心や感情がザワザワ揺さぶられたり、どうしたらいいのか分からなくなったりする出来事に出会うと、冷静さを失って右往左往してしまい、つい何かの誰かのせいにしてしまいがちです。
どんなに言い訳をしても、胡麻化しても何の解決にもならないことは自分が一番知っています。
そうです。自分が行った行為は必ず自分に返ってくる、つまり「自己責任」「因果応報」の法則があることは経験の中でもよく理解しています。
それを「カルマの法則」と言いますが、自分が蒔いた種は自分で刈るという法則です。どんな形であっても自分に返ってくるという意味では「ブーメランの法則」とも呼ばれます。
私達は、自分のことはなかなか分からず、反省し顧みて直すことは難しいので、
課題を克服して成長するためにザワつくことの経験が必要になるのでしょう。
「カルマ」とはサンスクリット語で、原因と結果を意味しますが、悪いものではなく、「カルマ」や「業」がない人は、現生には一人も居らず、もうこの世に生まれ変わる必要のない立派な人と考えられています。
プラスに考えると、「人に親切にする」「人の幸せを祈る」など、良いカルマの種を沢山蒔くと、確実に自分に返ってくるということです。
良いカルマを積めば、必ず自分に幸せが訪れるなんて、有難いことですね。
エネルギーを調和させるには、これもサンスクリット語で、「ダルマの法則」と言われますが、「人生の目的の法則」とも言われ、カルマが解消されて宇宙の流れに乗ることだと考えられていて、私達がそれぞれ持って生まれた素質や才能を他者に与えて奉仕していくことだそうです。
「ダルマの法則」とは、「宇宙の法則」「自然の法則」、すなわち「利他の精神」「奉仕の精神」と言い換えることができると思います。
つまり、自分の日常の行いが人生を変えていくということですね。
人生を豊かに有意義に過ごすには、与えられたカルマに、自分自身の思考や行動を顧みることで気づきを得て正す努力をすることが最も大切だと思わされました。

(2022年9月25日 若杉)

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