心と身体のエネルギー

身体は食べ物によってつくられている

あなたは毎日どんなものを食べていますか?
朝食はとる派?
栄養バランスには気を配りますか?
お酒も飲むのかな?
物理的には肉体は食べ物や飲み物から摂る栄養によって維持されています。
埼玉医科大学病院の菅野先生という方の書かれたものを読むと、食事として身体に入ったものの90%以上は分解されて身体の一部になるよう再合成されるのだそうです。
そして偏ったものばかり摂っていると、それを処理する臓器に負担がかかるのだそうです。
だから何を食べるのかは重要ですね。
私自身はずっと以前から栄養には割に気を配っています。
外食でメニューから選ぶときも、つい栄養価を選択基準にしてしまいます。
それは多分学生時代の一人暮らしがきっかけです。
ちゃんと栄養を取らなければならないという価値観が強くなりました。
ごはんより野菜が多いチャーハンをよく作っていたなぁなんて、時々思い出します。
とはいえ、誰にでも栄養のあるなしにかかわらず、好きなモノというのがありますね。
どう考えても身体には悪そうだけど、つい口にしてしまうというもののひとつやふたつは誰にだってあることでしょう。
ストレスが溜まっている時ほど、そうしたジャンクなものを口にしたくなったりするのが不思議ですが、私も時々無性にカップのシーフードヌードルが食べたくなることがあります。
そういう時は罪悪感を持たずに食べた方が身体にいいのではないかという理由をつけて、嬉々として食べています。

心の健康も大事

よい食べ物を口にすると健康になりやすいのは確かでしょうが、それだけでは十分ではありませんね。
心の健康はさらに重要です。
心の状態が悪いと食べ物がおいしく感じられませんし、食欲も減退してしまいます。
先日あるセッションで私自身がクライアントになる機会がありました。
その数日前からなんとなく精神的な重苦しさを感じていて、セッションを受ける時には肩が重く、胃の辺りがモヤモヤしていました。
疲れているのかもしれないし、簡単には解消できないのではないかと思っていたのですが、一時間のセッションのあと、驚くほど身体が軽くなり、身体の不快感もほとんどなくなっていたのです。
コーチに話を聴いてもらいながら、自分が抱えていたものの正体に気づくことができたためだと思います。
心と身体は強く関連し合っていて、特に心の状態が良くなると、身体の状態が劇的に変わることがあるのだと改めて気づきました。

心のエネルギーになるもの

ストレスが大きいとき、何かスッキリしないものを感じるとき、誰かに話を聴いてもらうことは大事ですが、日ごろから心の状態を整えておくことも必要ですね。
感動することはエネルギーを高めるものだと思います。
人それぞれ何に感動するかは違うので、自分がどのようなことに接したらエネルギーが上がるのかを知っておくといいですね。
エネルギーが枯渇する前に、補充し、そのレベルを高めることができますから。
栄養があり、バランスのとれたものを食べると身体のエネルギーが上がるように、出会う人や目にするもの、聞こえるものの質が高いと、日々の充実感が高まります。
一時的な感情を満たすものもエネルギーになりますが、長くよい状態を維持することはできません。
またその場では満足を感じても、長い目でみると価値のないことに時間を費やしたことに気づき、自己肯定感が下がる(つまりエネルギーレベルも下がる)ことがあります。
逆に、より深いところで自分が求めているものを満たすことができるとさらにエネルギーが満ちてくるのを感じることができます。
ただ、何が深いものを満たすのかを見つけるのが簡単でないのが難点です。
私も試行錯誤を続けていますが、それもまた楽しい模索です。
みなさんの心のエネルギーを上げてくれるものは何でしょうか?

(2021年6月20日 岩田)

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