2年目の今

仕事のご縁はいつも不思議
個人事業主となり、はじめての青色申告の時期を迎えています。
昨年を振り返ると、法人時代からのご縁が続いていたり、新たなご縁があったりで、忙しくも充実した年になりました。
本当にありがたいことです。
今年は半分ぐらいは予定されていますが、残りは白紙。
積極的なマーケティングはしていないので、ご縁があればうれしいですが、なくても文句はいえません。
これまで仕事のお話をいただいたのは、思いがけないタイミングということが多く、それがまた不思議でした。
何がそれをもたらしたのか?
考えても答えは出ませんが、うっすら自分の意識の持ち方と関わりがあるのではないかと思っています。
「強く欲しいと願うと、来ない」「なるようになるという気持ちで忘れているぐらいのときに、やって来る」という経験を重ねたからです。
同じような経験があるという方も多いのではないでしょうか?
願望実現に関する本でも、「強く願うと、求めるものが手に入らない」と書かれているものがあります。
(正確には「いったん強く願い、その後忘れてしまう」ですが)
根本的に変化するためのコーチングを
極上の料理は、調理の技術に加え、扱う素材を知り尽くしている料理人の手によって生まれます。
コーチは人に関わる仕事ですから、人間全般のことを少しでも深く知っている方がいいと考えています。
コーチングとは、クライアントの目標達成をサポートすることが本来の目的です。
仕事で成果を上げたい、人間関係を改善したい、子育ての悩みを解消したい、時間管理できるようになりたいなど、テーマはさまざまです。
目の前の目標に向かって進むことは当然ですが、いったん目標を達成したとしても満足できないことがあります。
あるいは一時的に良くなったと感じても、気づいたらまた同じような問題に直面していることもあります。
実は、目先の目標の根底には、その人が気づく必要のある本質的な課題が存在していることが多いのです。
例えば、頭痛をなくすために薬を服用すれば痛みはとれますが、頭痛を引き起こしている原因に気づかなければ根本的な治療はできないのと同じです。
というわけで、私の場合は、現在の目標をお聞きした上で、根本的な課題がどこにあるかを探りつつ、コーチングを進めています。
とはいえ、人は変化を願う一方で、変化したくないと願う矛盾した存在です。
私もまた例外ではなく、そうした矛盾をかかえています。
変化したくない気持ちに共感しつつ、一緒に前に進みたいと願っています。
そのためには私自身も自分自身を冷静に観察する視点を持ち続けようとしていますが、できない時間の方が多いのが現状です。
今年はさらにその時間を増やすことが目標です。
そしてどんな出来事との出合いがあるのか、楽しみにしています。
(2025年2月16日 岩田)