バレンタインデーに思うこと
友好を深める機会
今日はバレンタインデー。皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
古代では多神教の祭日とされていたこの日が、今ではキリスト教圏の祝いで、主に欧米で毎年2月14日に行われるカップルの愛の誓いとされています。
起源は、496年に当時の教皇ゲラシウス1世が聖ヴァレンタインの記念日に制定したことによります。聖ヴァレンタインは、約200年前(西暦270年頃)にローマ皇帝によって処刑されたキリスト教の司祭です。
今のような「恋人たちの日」となったのは14世紀以降のことですから、その司祭の記念日が、何故このような習慣に変遷したのか不思議な気がします。
バレンタインデーを恋人の日として楽しむ習慣は世界各地にありますが、女性が男性に贈り物をするのも、チョコレートがメインなのも、日本と韓国くらいだそうです。
欧米では、男性が女性に花束やカードをプレゼントしたり、食事に誘う日。
一方にギフトを贈るだけではなく男女で交換したり、恋人ではなく親しい人やお世話になった人に渡すという地域もあります。
職場での同僚や友達にギフトを配ったり、「義理チョコ」や上司への「ボスチョコ」など、いろいろな習慣が生まれています。
2000年代に入って、自分へのご褒美として購入する「自分チョコ」、友達とチョコレートを贈り合う「友チョコ」などが始められ、様々な形で友好を深めて楽しめるのは、いいなと思います。
ちなみに男性が女性に働きかけるタイプのバレンタインデーを行う国では、お返しをする「ホワイトデー」は、勿論存在しません。
孫たちからの手作りクッキーをそわそわと心待ちにしていた夫は、ホワイトデーのお返しを待つ孫たちの期待にどう応えようかと、届けられる前から思案が始まっていました。
思考停止の「コロナ脳」からの脱却
2020年は、失われた一年とも呼ばれ、新型コロナウイルスの話題に翻弄された一年でした。
しかし、昨年1月から今日までの間に、世界では大きな出来事がいくつも起こっています。
例えば、世界の超大国アメリカの大統領が、共和党のトランプ氏から民主党のバイデン氏に交代しました。
ヨーロッパでは、イギリスがEUから本格的に離脱しました。
日本においても、長期在任の安倍総理から菅総理に交代しました。
他にも様々な分野でコロナ感染関連以外にも、私たちは考えること、関わることが必要なことがたくさんあります。
それぞれ報道はなされていましたが、コロナウイルス関連の毎日の取り上げられ方からすれば、身近な緊急の話題性としては過小な扱いのような気がします。
本来の医学的な意味ではありませんが、誰もがいわゆる思考停止状態の「コロナ脳」に陥っているように思われます。
意識の変革の時
私も、今年に入って再度の緊急事態宣言発令や、感染対策の長期化などに際して、徐々に心身が弱まっていることに気づき始めました。
思考力の低下に加えて、新しいことに取り組む意欲が極度に低下している、自己肯定感が低くなり低迷状態からなかなか抜け出せない…。
生き甲斐や遣り甲斐が見出せない…など、加齢だけでは見過ごせない不安定な精神状態に陥っていました。
とは言っても、日常生活は無難に過ごせていたので、タイミング的に意識の変革が必要な段階でした。
意識的に生きようと思っていると、待っていたかのように生き方を変えざるを得ない大きな出来事が襲ってきました。
本当はもっと以前から起こっていて、実情を認識していたはずなのに、弱い私は受け入れたくない思いが記憶を消してしまって、日常を変革することを拒否してしまっていました。
幸い、来週21日(日)から、「習慣化のシンプルなコツ」の読書会が始まります。
発刊と同時に買い求めてはいましたが、さっと一通り読んだだけで実践化には至らず、「積ん読」本になってしまっていました。
いつかしっかりとワークをしたいなぁと思っていたので、この企画に大きく期待しています。
実践された方々は、かなりエネルギーが高まったと言われます。
漏電していたエネルギーを、本来使うべき大切なことに注ぎ込めるなら、本当に嬉しいことです。
元々コツコツと努力する長距離走が苦手で、やるときは一気にやる短距離型を得意としていたのですが、苦手だからこそ良い機会だと思って、そろそろじっくりコツコツ積み上げることに挑戦していきたいと思っています。
(2021年2月14日 若杉)