臨機応変に質問に答える極意とは?

スタートした質疑応答トレーニングコース

昨年12月に赤木広紀コーチをお招きし、「質疑応答レベルアップセミナー」を開催しました。
講師など人前で質疑応答をする立場の方から日常生活に役立てたいという方まで、いろいろな方のご参加をいただき、大好評でした。

(その様子はこちらの記事でお読みください)
「質疑応答」は日常生活から遠いもの?
(今回のコースの概要はこちらです)
質疑応答トレーニングコース

そのセミナーをトレーニングコースとして磨き上げたのが今回のコースです。
そもそも質疑応答力がアップするとどうなるのか?
臨機応変に応答できるようになります!
臨機応変とは、余裕をもって質問者の意図を汲み取り、その人に納得してもらうとともに、その場にいる他の人にも配慮できる、そんな状態です。
しかし、臨機応変とは、そうあろうと考えてできるものではありません。
むしろ無意識にできたことを振り返ったら、臨機応変になっていたというような類のものです。
どうすればそうなれるのか?
身も蓋もない言い方ですが、やはり練習しかありません。
現在、ラグビーやバレーボールなどのワールドカップが行われていますね。
試合中、大事な局面で繰り広げられる素晴らしいプレーには見ていて感動を覚えます。
とっさに生まれる素晴らしいプレーは、積み重ねてきた練習の結実です。
いざという時に適切に体が動くようにするためには、何かを知っているというだけでは不十分です。
知識は大事ですが、それが体にしみこむぐらい練習しなければ、気づいたら自然に体が動いていたという状態は実現されません。
今回トレーニングコースと銘打っているのはそのためです。

赤木広紀コーチ

質疑応答力を高める3つのチカラ

さて、第1回目の昨日のテーマは「質疑応答力はどのように身につけるのか?」で、全体像を概観する内容でした。
「質疑応答」という文字は「質問」と「疑問」に対して「応える、応じる」と「答える」の組み合わせになっています。
4つの漢字それぞれの意味を知るだけで、どう向き合えばいいのかがうっすらとわかる気がします。
さらに、肝心の質疑応答力を高めるためには、3つのチカラが必要との説明がありました。
その3つのチカラとは?
第1に「観察力」。ありのままの相手を観るチカラです。
第2に「認識力」。相手の意図や心理を理解するチカラです。
第3は「応答力」。相手の質問に応じながら柔軟に、的確に答えるチカラです。
セミナー講師など特別な役割の人でなくても、日常のコミュニケーションにおいても質問と答えは常に行っていること。
3つのチカラを意識し、トレーニングすることはコミュニケーションの質を高め、人間関係を改善するために不可欠ではないでしょうか?
本サイトでもコースの進行とともに3つのチカラについて要点をお伝えしていければと思っています。

(2019年9月29日 岩田)

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