人生を好転させる習慣

朝1秒のハイタッチ
ネットで図書館で本を予約できるのは便利ですね。
手もとの本をあまり増やしたくない私には、まず借りて読むというのが現実的です。
が、当然ながら人気の本は順番待ちに。
なんとなく面白そう、役に立ちそう、などの理由で入れた予約ですが、手配ができたというお知らせがくる頃には、もはや予約した理由を覚えていないことが多いです。
とりあえず毎回、今このタイミングで出合うべき縁があったと思うことにしています。
今回の『魔法のハイタッチ』という本もそれ。
著者のメル・ロビンズは、自己啓発と自己開発の第一人者であり、国際的なベストセラー作家だそうです。
TEDでの講演を調べたら、3千万回以上も再生されていて、びっくりしました。
パワフルな彼女を見ていると想像が難しいですが、かつて彼女は自分に自信がもてず、破滅的な心理状態だったこと、さらに夫の事業の失敗により自分が稼がなくてはならなくなったことなど、苦労も多かったようです。
「5秒ルール」を思いついたのは後者の体験からのようです。
これは、NASAのロケット発射の際のように、何か行動しなくてはならないとき、ネガティブな考えが出鼻をくじく前に「5,4,3,2,1」とカウントダウンすることです。
夫を責めてしまいそうになったときには5秒ルールで気持ちを変えるなど、実践を続けた結果、夫は主夫として子どもの面倒を見るようになり、やがて妻のキャリア形成を助けるようになったそうです。
私たちは「やったほうがいいこと」を見分ける理性がありますが、つい「やりたくない」という感情に負けてしまいがちです。
「負けそうなときには、5秒カウントダウンしてから行動する」というのはシンプルですが、とてもパワフルだなと思いました。
シンプルでも続けるには意志の力が必要ですが、彼女はそれをやり切った人であり、その後のサクセスストーリーも頷けます。
私も気が進まずぐずぐずして先延ばししたくなることが多々あるので、そんなときはやってみます。
3回に1回でも改善されたら儲けものですよね。
さて、自分に対してどうしても意地の悪い批評家になってしまう…これも多くの人が直したいと感じていることかもしれません。
そのための習慣が「ハイタッチ」です。
これもシンプルです。
①毎朝、鏡の前に立ち、1秒ほど自分の奥に潜む精神と魂に気持ちを向ける。
②心の準備ができたら、鏡の中の自分にハイタッチし、「自分は大丈夫」という感覚に浸る。
まずは、これだけ。
自分に対して優しい気持ちで一日をスタートできそうですね。
実際やってみたら、結構いい感じでした。
毎日1秒でも続けたらどうなるのか楽しみです。
実際に著者の人生はハイタッチをするようになってから、好転していったとか。
このやり方にこだわる必要はありませんが、何か自分を変えるシンプルな習慣を持つことは大事だなと思いました。
(2024年7月7日 岩田)