締め切りギリギリに仕上げるをやめたら…

慣れ親しんだパターン

最近取り組んでいること。
それは、締め切りよりかなり早めにやるべきことを終わらせること。
これまでの私は、もう時間がないというタイミングになってやっと重い腰をあげ、なんとか締め切りに間に合わせなければ、という強迫観念に追われてギリギリ仕上げることを続けてきました。

学生時代のテスト勉強だって、試験直前。
他のことでも、まだ日にちがあるという時は手を付けられず、やはり直前に慌てる…。
友人たちからも同じような話をたくさん聞いたので、私だけではないようです。
結果的に間に合うのであれば、締め切り直前に始めるのが悪いわけではありません。
「自分は直前でも仕上げることができる」という自負は、自分の能力に対する信頼ともとれます。
しかし正直言って、追い詰められる感覚、できるのかという不安と向き合うのはストレスです。
で、その時必ず思うのです。
「なんでもっと早く手をつけなかったのかと…」。
「次はこんなことがないようにしよう…」と。
残念ながら、次もまた同じことをくり返す確率は高く、学習しない自分への信頼は徐々に低下…。
できる自分とできない自分の狭間で揺れている人間というのが私のセルフイメージでした。
長年こういうゲームをやってきて、もう自分は変えられないんじゃなかと諦め気分にもなっていました。
が、そろそろ変わってもいいんじゃないかという気持ちがこの1,2年の間に芽生え、変わるための行動をとってみようと決めたのが最近のことです。
(遅いですが(^^;)

人は変わることができるはず

人間の変化についてこの10年以上学び、多くの人と接してきました。
条件次第で「人は変われる」ということを実感もしました。
にもかかわらず、どこかで自分はこんなもので変わらないと思っているなんて…。
自分が変わらなければ人の変化をサポートする説得力も生まれません。
変わるための第一条件は何か?
それは「自分で決めること」。
それも「しっかりと決めること」。
今までは決め方が自分に甘かったという反省があります。
まずはできることから変えてみようと決めました。
仕事のやり方と身の回りの整理です。
第一歩として3ヶ月先までの予定を出して準備すべきことを書きだしました。
見える形でリストにすると頭の中が整理されます。
で、それぞれを1ヶ月以上前倒しで終わらせるよう取り組むことにしました。
今は2,3のことを終わらせた状態です。
どれもギリギリ感なく取り組めました。
追われるような感覚がないと、かなり気持ちに余裕が生まれます。
少しできると、やっぱりこちらの方がいいなぁとしみじみ思います。

なぜ今までのパターンをやめにくいのか?

よりよいと思うことを手に入れるためには、慣れ親しんだ何かを手放さなくてはなりません。
これがツラいのです。
イヤだけど慣れていてどうなるか予想がつきやすいこと、そちらの方が安心する無意識の働きがあります。
が、それは見せかけの安心。
誰だって本当はもっと良い状態に自分を成長させることができるのです。
そのためには自分のパターンを手放すと決めて、新しい習慣を取り入れることが大切です。
「決める」には勇気が要ります。
自分にとって重要なことであればあるほど、大きな壁が立ちはだかっているような気がするものです。
ただ、その壁は「張りぼて」かもしれません。
以外にあっさりと倒れてくれる可能性もあります。
その先に見える新しい世界を味わってみるのも人生の楽しみのひとつです。
私もまた現在の試みを続けながら、別の壁に挑戦しようとしています。
新元号の始まりも間近。
新たな自分をつくっていくには絶好の機会ではないでしょうか。

(2019年4月21日 岩田)

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