ユング心理学入門

今日から新しい本!

長く続けている読書会ですが、これからも続いていきそうです。
オンラインと対面をしていますが、後者では昨年『真・日本史』が一区切りとなりました。
次の本として私が取り上げたのが『ユング心理学入門』(山根久美子著)で、今日が初日となります。

昨年秋、三宮のジュンク堂で本棚を眺めているときに目についたのが、この本。
オンラインでの購入は便利ですが、たまに本屋さんに足を運ぶと思いがけない出合いもあるものです。
この本では著者の経験をふまえつつ、わかりやすい目線で言葉が紡がれていて、ユング心理学になじみのない人にも多分読みやすいです。
私自身はもともとユングに心惹かれることが多く、関連する本を結構読んできました。
なぜ心惹かれるのか?
それは、ユングが伝えていることにこころのどこかで納得し、生き方を探るための指針にできると感じているからです。
この世界は簡単に二項対立でわりきれるものではなく、善も悪も表裏一体であったりします。
見方を変えれば善にも悪にもそれぞれの価値がある。
それは私たちのこころにも言えることです。
自分の中の善なる部分と悪なる部分は、場面によって役割を交替します。
簡単に善悪を分けられれば、善だけを取り上げればいいけれど、分けられないとなると私たちは混乱してしまいます。
分けられないものを分けないまま納めて、全体の中でそれぞれに居場所を与えていくことが大事なのではないかと私が考えるようになったのは、ユングの影響です。
個人的に好きなユング心理学に対して他の人はどんな感想を持つのか、そんな興味もあって、読書会の本に選んだということもあります。
対面の読書会の参加者のみなさんは女性ですが、どんな反応があるのだろうかと、ちょっと楽しみ。
結果はまた次週にお伝えします。

(2025年1月19日 岩田)

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