終わるから始まることがある

今年終えたこと、終わったこと

12月4日に約16年間続けた講座を終了しました。
友人宅でのその講座はまだコーチとしても駆け出しだった私が、コーチングを教え始めたタイミングでスタートしたものです。
ふり返ると長い年月のような気がしますが、あっという間だったという感覚もあります。
その間参加してくれた方々もさまざまで、もう会えなくなっている人もいます。
人との出会いにはタイミングがあるのですね、きっと。
その友人と私もそれぞれ一緒に成長の道を歩んできたので、これまでの時間に感謝しかありません。講座としては一区切りにしてもいいかな、という思いが一致したので、終了することになりました。
彼女との縁が切れるわけではないので、これからの関係がどうなっていくのか、ちょっと楽しみです。
昨年は大学院の授業に区切りをつけ、今年はこの講座と、ひとつずつ区切りをつける流れの中にいるのかもしれません。
一方で、新しく始めていることもあります。
終わったり、始まったり…、人生はそうやって続いているんですね。
ある意味、私の意思と関係なく流れていっているような気もしますが、それがいいかどうかという判断も保留にしています。
そもそも自分の意思といっても、時に感情に流され、結構不確かなものだったりしますから。
そしてさらに今日、長く参加してきた学びの場が今期限りで終わるという発表を耳にしたところです。
14年間参加してきたもので、最も多くのことを学ばせていただいた場です。
今後形を変えて何かが生まれることはありそうですが、これまでのようなものではなくなります。
それも大きな流れの一コマ。
始まりがあるものには終わりがあります。
終わるからこそ、新しいことが始まる。
失われるものを嘆くのではなく、これから先起こってくることを楽しもうと思いました。
最近、混乱している世界を眺めつつ複雑な気持ちになっていましたが、視点を変えれば、世界が新しい変化に向かっているのだとも思えます。
どうあがいても起こることは起こる。
ただその中でも選択を迫られる瞬間はたくさんあります。
何を軸としていくのか、自分に問いかけながら進んでいきたいと思っています。

(2024年12月8日 岩田)

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