気候変動はどうなる?
夏と冬、どっちが好き?
この質問に、どう答えますか?
私の答えは何十年も前から冬ときまっていて、今後も変わりません。
最近は年々暑さが厳しくなり、9月の半ばでも暑さの勢いはなかなか衰えないので、なおさらです。
特にこの夏、年齢のせいか、代謝がよくなったのか、私はかつてないほど汗をかくようになりました。
涼しい顔をして、「あまり汗をかかないのよ~」などと言っていたのは昔の話。
汗ってこんなに出てくるのか、と驚くばかりです。
これまで夏と答えていた人も、そろそろ夏と言うことに戸惑っているのではないでしょうか。
ところで紀元後でも一時的に寒冷になった時期があると聞いたことがあります。
素朴な疑問として、寒冷期と温暖期をくり返している地球は、いずれ寒冷期を迎えるのかな?とも思い、ちょっと調べてみました。
国立環境研究所の地球環境研究センターというところが、そのような疑問にやさしく答えてくれていました。
「ココが知りたい地球温暖化」の14番です。
質問と回答の冒頭部分は下のようになっていました。
Q.「寒冷期と温暖期は定期的に繰り返しており、最近の温暖化傾向も自然のサイクルと見る方が科学的ではないのですか。また、もうすぐ次の寒冷期が来るのではありませんか」
A.「過去に氷期と間氷期が周期的に繰り返されてきました。この気候変動は、地球が受け取る太陽エネルギー量(日射量)の変動がきっかけとなって生じると考えています。しかし、20世紀後半からの温暖化は、日射量変動のみでは説明できず、大気中の温室効果ガス濃度の人為的な増加が主因であると考えられています」
結論として、現在の間氷期は今後5万年以上続き、今後の温室効果ガス排出量によってさらに氷期の到来が遅れると予測されているのだそうです。
というわけで、寒冷期(になっても困るわけですが)が近づいたら、厳しい暑さから解放されるのではないかという期待もできません。
来年以降も気温が上がっていったら、いったい80億の人間は生き延びて行けるのでしょうか?
アメリカのNASAやスペースXは火星移住計画を進めていますし、日本もドイツやフランスとともに、MMX計画という火星衛生探査プロジェクトを進めているのだそうです。
現実的に考えれば火星への移住ができる人はごく一部。
地球と命運をともにしなくてはならない私たちにできることは、温室効果ガスの抑制を心がけることぐらいしかありません。
なるようにしかならないと思っている部分もありますが、厳しい暑さがより厳しく感じられる気もします…。
そんなことを考えた一日でした。
(2024年9月15日 岩田)