楽をすることより、頑張ることが好き
暦の上でも真夏に!
今日7月23日の暦欄には、「大暑。三隣亡。大安」と、たくさん書かれています。
それらは結局どういう意味の日なのか、興味が湧いたので調べてみることに。
暦は中国から日本に渡ってきたもので、季節を記録するものとして太陰暦を用いていました。
それを春夏秋冬で二十四分割したものを、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ぶそうです。
一年は「立春」から始まり、「大寒」で終わります。
まず、「大暑」とは?
厳しい暑さ、酷暑という意味ですが、二十四気の一つで、一年中で一番暑い時。
7月7日が、暑さがだんだん強まっていく「小暑」と呼ばれる日で、22日まで。
次の節気の「大暑」まで(7月23日~8月7日)を合わせた約1か月間は、「暑中」と呼ばれる最も厳しい暑さの続く時期となります。
関西では、天神祭りの開催される日(24日、25日)が酷暑のピークと認識されていますが、暑さに体が慣れていない状況で猛暑日が続くのは、肉体的にも精神的にも厳しいものがあります。
例え暦の上だけでも、8月8日の「立秋」が今から待ち遠しく感じられます。
熱中症や脱水症には、お互いにくれぐれも留意したいものですね。
「三隣亡」とは?
次に「三隣亡」ですが、暦注の一つで、この日に建築をすると後日火災に見舞われ、近隣三軒まで滅ぼすと言って忌む日とされています。
この日に家づくりや建築儀礼(上棟祭)を行うと、隣近所に災いを及ぼすとか、工事に携わる大工がけがをする…と言って、建築上の凶日とされています。
その他、「三隣亡」には建築関係以外にも、引っ越しや結婚式・入籍など環境が変わる行事も避ける。葬式・宝くじを買う・新しい財布をおろすなどもNGとか。
いや、「三隣亡」は迷信で、本来は「三輪宝」と書いて全く逆の意味で、良い意味だとする説もあります。
どちらを選択するかは、あくまで自分次第ということですね。
興味深いのは、「三隣亡」と「大安」が重なった時は、「大安」を優先的に考える
そうですが、それでも暦を気にされる方は、建築関係行事や高いところに上ることなどは避けた方が無難なようです。
読書は量より質と思えるこの頃
話はガラリと変わって、白内障の症状で本を読むことに不便を感じるまでは、月に1~2回(7~8冊)図書館で本を借りていましたが、手術が終わっても、なかなか読書量が増えず、それどころか億劫にすら感じてしまいます。
最近は、よほど関心のある本や、健康に関する本、そして「読書会」での指定図書を読むくらいです。
まあ、また関心が出てきたら読めばいいかなと思ったりしています。
先月の末に書店で、「『80歳の壁』を越えたければ、足の親指を鍛えなさい」(身体哲学者。勇崎賀雄著)という本に出会いました。
著者は私と同い年生まれで、本文では、足の親指の大切さについてのエピソード紹介の後、「現在の足の親指の状態をチェックする7つのテスト」が掲載されていました。
私は日常生活にはほとんど不自由はありませんが、脳梗塞の後遺症として、最近特に、坂道や階段の上り下りは苦手になり、ついエレベーターやエスカレーターに頼ってしまいます。
つま先立ちや片足立ちも思うように出来ずに、トレーニングをしながらもあまり効果がありませんでした。テストを実施するまでもなく、確かに、足の親指や骨・足首は筋力が弱くて、効果的な強化法が大切だと納得できました。
まだエクササイズを初めて1か月足らずですが、「1日5分」に励まされて、努力できることに喜びを感じて実践をしています。
文中に「『加齢』『年を取ること』と、『老いる』『からだの機能が衰える』『からだが動かなくなる』ことは決してイコールではありません。年を取っても元気で健康なからだを獲得することは可能なのです。動かないからと言ってあきらめる必要はありません。正しいケアをすれば、人のからだには回復する力が備わっているのですから。」と書かれていて、努力目標に拍車が掛かります。
実践を重ねて、確信をもって、健康法や施術を周りの人たちにお伝えできれば、こんなに嬉しいことはありません。
やっぱり私にとって、いくつになっても「頑張ること」は、掛け替えのない喜びだと痛感しています。
(2023年7月23日 若杉)