人生の分岐点

自分の人生は自分で決めて産まれて来る?

テレビのニュースを見ていて、ふと過去の出来事がまるで走馬灯のように思い起こされて、自分ながらによく乗り越えて生かされてきたものだと人生を感慨深く思ったことが、今日のブログのテーマになりました。
私達人間は、いつ、どこに、さらに言えば、どの家庭・どの両親から産まれて来るように定められているのでしょうか?
またそれぞれ、どんな使命や課題を果たすことが願われているのでしょうか?
そのためにどんな才能や資質を備えて産まれて来ているのでしょうか?
スピリチュアル的には、前世から魂を磨きながら、自分で選択をしてそれらを決めて産まれて来ると言われています。
明確な答えは誰にも分かりませんが、私は何となく、人類は長い年月を掛けて、全体的には理想とする進化に向かって上昇しているように思えてなりません。
当然自分では何の記憶も確信もありませんし、何度目か何千回目の人生かも分かりませんが、何か役割や課題が定められて産まれて来ているような思いにかられています。
テレビ番組の『ありえへん∞の世界』『世界まる見え!』『ザ!世界仰天ニュース』などを観ると、正しく「九死に一生を得た」体験の数々が放映され続けています。
そこまで劇的ではなくとも、「あの時あの人に会っていなければ…」「あの場面であの選択をしなかったとしたら…」など、思いだすだけでゾッとするようなエピソードを、誰しも持っている事と思います。私もいろいろな体験があります。
勿論、「波乱万丈」の人生を好んで生きる人も居ますが、大抵の人は、「平穏無事」を願っていると思います。
自分の意識や生き方、在り方によって、「運勢のプログラム」は刻々と変化していくのでしょうが、私は、「人生には、たまたま・偶然はなく、すべて必然」だと思っています。
回り道をして、何度も同じ経験を繰り返すことはあっても、最終的には、目標・願いの方向に向かって進んでいくのではないかと考えています。

本心の願いに導かれる人生

何かの大きな力・エネルギーによって、引っ張って行かれるように感じることがあります。
私は、強い希望があったわけではありませんが、いつの間にかいろいろな環境や流れが重なって、心理学・カウンセリングの道に進むようになりました。
タロットなど、幾つかの占いを見ても、職業としては「カウンセリング」が一番適正・天性と示されます。
今では、この進路にとても感謝していますし、偉大な力に導かれたとすら思えます。
そんなことを考えていたら、この4月からのNHKで放映されている第108作の『らんまん』でも、この流れを裏付けるようなことを知りました。
この作品は、春らんまんの明治の世を舞台に、植物学者・槙野富太郎氏の人生をモデルとしたオリジナル・ストーリーです。
ご承知のように、作中の主人公は、産まれて以来病弱で、育つかどうか分からないと周りから心配された役柄です。
この役を演じている、俳優・神木隆之介さんも、実際に産まれてすぐに、生存率1%という病気にかかっていたそうです。
可愛い子役から、カッコいい笑顔の素敵な大人に成長された神木さんですが、重い病気にかかって重体になって、絶望の中から奇跡的に一命をとりとめたけれど、再発の危険性もあった息子に、この子が生きた証として何かを残してあげたいという思いで、お母さんが事務所に応募したことがきっかけで、2歳から子役として芸能界にデビューされることになったとのこと。
ちなみに朝ドラは、女性が主人公になることが多く、男性の主人公作品は、1920年前期の「エール」以来3年ぶりで、108作中では12作目だそうです。
勿論、神木さんの俳優としてのキャリアや人柄などから選ばれた配役でしょうが、私は、この役に出会って演じられることになったつながりに深い縁を感じてなりません。

「母の日」の語らいの場

今日は、「母の日」。折しも実家で法要があり、兄姉や親族、母を良く知る人達と、「両親や祖父母の思い出や、更にはご先祖様のルーツに至るまで」話がはずみ、久し振りにみんなで深く交わることができました。
人生は、「いつ、どこで、どんな出来事や誰と出逢うか」で、分岐点が生じて来ます。
良く似たタイトルで、時折見るNHKの番組に、『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』があります。これには、「あなたが気になる『あの事件』の裏には、かならずもう一つの物語がある」とサブタイトルがついています。
私が今回興味を持ったテーマと少し趣旨が異なっていますが、「人生は大いなる存在に導かれている」という点では、深めるのも面白いかなと思っています。
テーマを散らかしただけのような「ブログ」になってしまいました。
深い森にさ迷ってしまいましたが、これからも、思索を続けて行きたいと思っています。

(2023年5月14日 若杉)

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