体験談のおすそ分け

季節は春へ

時折思うことですが、「暦」には先人の生活の知恵が詰まっていて驚かされます。
先月末には大寒波が襲来しましたが、今月になって3日の「節分」、そして4日の「立春」を迎えると急に穏やかな日和になり、神戸市西区の農地では、春の訪れを告げる「フキノトウ」が芽吹き始めました。
落ち葉に覆われた地面のあちこちから、淡い黄緑色のつぼみが顔をのぞかせているそうです。
さわやかなほろ苦さがおいしくて、収穫が待ち遠しいです。
もう季節は、段々と冬から春へと移行し始めていると思うと、心まで軽やかになる気がします。
そんな中今年は、内外共に根本的な「変革」が求められているようで、そのための「情報」や「環境」が次々と飛び込んできます。
目的をしっかり持って取捨選択をしながら、行動していきたいと思っています。
今お話しできることから。

「白内障」の手術を受けるに当たって

若い頃は視力が結構良かったので、老眼が早くに進み、本を読んだり近くのものを見る時は老眼鏡のお世話になっていました。
1~2年前から、徐々に右眼の視力が落ちてきて、更にテレビの画面がぼやけて見えるなどの支障が起こって来ましたが、少し疲れているのかなぁと、のん気に受け止めていました。
必要な時には必要な情報が伝えられるもので、友人たちから「白内障」という言葉がいろいろと耳に入ってくるようになりました。
今年になって眼科で検診を受けたところ、両眼(特に右眼)に「白内障」が見られることが判明しました。
治療法は、もう手術しか選択肢がないので、病院に紹介状を書いていただいて、先月末に手術を前提として病院で受診し、事前の検査や書類の説明を受け、早々と3月に手術日が決まりました。両眼を二週間空けて手術するので、前日のコロナの検査や術後の通院も含めると、結構お世話になることが多くなりそうです。
「白内障」は、加齢などを原因として、水晶体の成分であるたんぱく質が活性酸素によって変化して、白く濁って視力の低下をきたす病気です。
水晶体は、外からの光を集め、ピントを合わせる役割を担っています。カメラで言うところのレンズの役割です。
白く濁ることで、光がうまく集約できなくなりますが、初期では自覚症状があまりなくて分かりにくいようです。
が、程度の差こそあれ、80歳になるとほぼ100%の人が「白内障」の症状があるという統計が出されています。
私は、友人から情報をいただいていたので、ある程度覚悟が出来ていて有難かったです。
更に、私は脳梗塞や脳出血を経験しているので、「緑内障」の懸念もあって、その検査も同時に必要となっています。
「緑内障」とは、視神経や視野に異常が起こる病気で、多くは眼の硬さである眼圧がその人の視神経が耐えられる圧を超えて上がることが原因となるようです。
こちらは掛かりつけの眼科で、眼圧を図っていただきながら、治療法は予防も兼ねて目薬が投与されることになっています。
手術は日帰りを希望しましたが、病院では当日の入院形式となります。
実際の手術時間は10~15分程度とのことですが、やはり緊張感は否めません。
手術された方々は、「こんなにハッキリと見えるようになるなら、もっと早くにしておけばよかった」と言われます。
一方、「鏡で見る自分の顔の皺やシミに愕然とした」とか、「家の隅々のゴミやホコリが目に付いて…」とのお声に、やっぱりプラスもマイナスもあるのだなと、今から希望と共に覚悟もしています。
誰もが通る道ですから、何かのご参考になれば…との思いも込めて、今日は、私の体験談を長々と書き綴ってみました。
今日は、旧暦の1月15日。晴れた空に浮かぶ「満月」を眺めながら、いろいろな思索にふけってみるのも如何でしょうか。

(2023年2月5日 若杉)

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