徳のエネルギーをいただく生き方

野菜の育成と収穫に感謝

暑中お見舞い申し上げます。
7月の末日を迎え、長引く新型コロナウイルスの感染防止と熱中症対策に、少々閉口気味ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
我が家のベランダ菜園で、小さな可愛い「黄スイカ」が2玉と、「オクラ」が何と今日1本だけ収穫ができました。
毎日水遣りをして愛情を注いだので、たった1本でも感慨深いです。
夫が作業する北区の貸し農園からは、連日、ズッキーニやきゅうり、トマト、マクワウリ…などがどっさり。
去年1年お借りした「淡路」の畑では、土がいいのか、丸々と大きく育った無農薬の「玉ネギ」たちが立派に育ちました。
私も収穫を手伝いに行きましたが、2日掛かりの大仕事でした。
新鮮なうちにと、隣近所や、娘の友人・ママ友にもご協力を願って、随分もらっていただきました。
農作物は、一時期に同じ種類のものが大量に収穫されるのが「玉にキズ」。
料理の仕方に苦戦しながらも、お陰様で毎日、野菜はたっぷり摂取させていただいています。

1人1人が責任と自覚を持った行動を

それにしても、新型コロナウイルスの新規感染者数は増加の一途で、まだピークアウトする気配が見えません。
「厚生労働省のホームページ」でも、劇的な対応策は見つからず、基本対処方針に基づく対応や取り組みを発表するに留まっています。

  • 身体的距離の確保(できるだけ2メートル)
  • マスクの着用
  • 手洗い――の3つを、一人一人の基本的な感染防止策にあげています。

加えて、「3密(密接・密集・密閉)」の回避。
換気やまめな体温・健康チェックが効果的だと言われています。
「3密」――何だか懐かしさを覚えます。
医療のひっ迫は懸念されますが、社会経済活動の維持が重要課題となっているために、全国的な緊急事態宣言やまん防などの措置はなさそうです。
それだけに、大切な人と私達の日常を守るために、一層一人一人の責任ある行動が望まれます。
私も昨日、孫たちの「ピアノ・エレクトーン発表会」に行ってきましたが、主催者のみならず参加者個々の気配りが感じられて、何だかホッとしました。

人を幸せにする代価

学びの仲間4人で構成している、自由な「対話会」では、ふと気づかされることがたくさんあります。
長く切磋琢磨して課題を乗り越えて来たからこそ、発せられる言葉の奥に潜む深い思いが伝わってきます。
どんな課題や発言に対しても、誰もがその場限りの忖度した言葉や慰め、ましてや否定をしたりはしません。真摯に「場」に向き合っているので、とても心地良く感じられます。
私は、年齢的なことにコロナ禍が重なって、仕事の上でなかなか生産的な成果が上げられないことに、かなりのジレンマと無能感に閉じ込められていました。
今、自分に与えられた大事な課題なので、じっくりと温めて本質を見極めようと思っていて、誰かに相談するとか解決策を求めることはしていませんでした。
会話が進む中で、「奉仕」「利他」「ボランティア」という内容の話題になり、「私達は何のために学び活動するのか?」という問いが出されて、「誰かの何かの役に立ち、人を幸せにするため」、勿論そのためには「自分を幸せにする」ことも含まれています。
続いて、「お金はエネルギーが変換されたもの」だから、「奉仕」や「利他」の活動は、無償のボランティアではなく、「徳のエネルギーをいただいている」と語られた言葉に戦慄が走りました。
私は、目に見える代価を生産的成果だと重きを置いて、それが得られない自分に、「無力・無能・役に立たない・社会に必要とされない」などのレッテルを貼って、焦燥感と落ち込みを感じていたことに衝撃をうけました。
大切なことは、どう考えるかだけではなく、徳のエネルギーを生み出す生き方をしているかが問われるべきだったのです。
本質的生き方を根本から問われる、大切な気づきに至ることができました。
そう気づいたら早速、話を聴いて欲しいと言って下さる方が二人も現れて、もうそれだけでエネルギーが満たされて幸せな気分になりました。

(2022年7月31日 若杉)

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