人間のプログラムは変わる?

あなたは初対面の人に緊張しますか?

本日は三田村薫コーチと私のコラボ・セミナー第1回目でした。
テーマは「感情に気づく」。
その中で、そもそも感情を生み出しているのは私たちの中のプログラムであるという話がありました。
「時間に正確でなければならない」というプログラムがあると、少しでも遅れてくる人に苛立ちを覚えます。
そのプログラムがないか、あったとしても強くない場合には、相手に苛立つ可能性は少なくなります。
そうしたプログラムが私たちの中には無数にあり、時に大事な役割を果たしているものの、パフォーマンスを落とすなどネガティブに働くこともあります。
では、プログラムは変わることはないのでしょうか?
プログラムは必ず何かの反応につながっているので、反応が変わったらプログラムもまた変わったということになります。
なので「プログラムは変わる」ということです。
実際に今日のシェアの中で、私自身のプログラムがずいぶん変わってきていることを実感しました。
それは、ある方が「初対面の人の前で緊張する」と話されたことがきっかけでした。
初対面で緊張を覚えるのは、むしろ普通のことですね。
その背景にあるプログラムは「相手に認められなければならない」「良い人と思ってもらうことが大事」、または「自分は話下手だ」など、価値観やセルフイメージという言葉で表されるものです。
で、その方のシェアを聞いて、私は自分の変化に改めて気づきました。
もともと人に興味があり、その人がどんな人か純粋な関心を持つような面がありますが、一方で「良く思われたい」という気持ちが強く、初対面ではやはり私も緊張していたのです。
それが今は全くといっていいほど、緊張しなくなりました。
むしろ、純粋な関心を寄せる方が優位になっていたのです。
だから人に会うことが楽しくなっていたのでした。
ただし、そのプログラムの変化がしっかりと顕在化されたのは今日のそのシェアによるものでした。
プログラムは変わるものの、それに気づくにはやはりきっかけがいるということなのだろうと思います。

対立するプログラムの存在

私たちの中にはいくつもの人格があるということを過去のブログでも書きました。
人間関係に関する点で私の人格のことを考えると、ある人格は上に書いたように、人に興味があり、対話をすることで相手のことを理解することを楽しむ傾向があります。
一方で、他の人格の中には、ひとりを好み、長時間人と接すると疲れてしまうような人格があります。
最初の人格をAとすると、Aのプログラムは「人間は面白い、興味深い」というようなものかもしれません。
それによって「人間のことをもっと知りたい」という欲求が生まれています。
一方で後者の人格(B)のプログラムは「自分にはひとりでいる時間が必要」であったり、「エネルギーの充電のためにはひとりでなければならない」などというもので、Bが強く出る時には「誰とも話したくない」という極端な欲求が生まれることもあります。
今回のコラボ・セミナーは「左脳と右脳どちらも活用する」ことを目的としていますが、大きなテーマは「バランス」です。
異なる人格もそれぞれ有用なものであり、どちらかに偏るとバランスが崩れます。
私の場合なら、人と接することが楽しくても、そればかりだと限界がきてしまいます。
対立するものに気づいたら、どのようにバランスをとるかを考えることは大事です。
そして、バランスのとり方が上手になるほどに、ある人格のプログラムが過剰に強く働くことは少なくなってくるものです。
今回、そういえば人と会った後に疲れることが少なくなり、ひとりの時間をそれほどとらなくて済むようになったと気づきました。
プログラムの変化と共に、バランスが生まれるようになってきたのでしょう。
バランスのとり方など、詳しいことはまたセミナーの中で参加者の方と探究していくテーマですが、今後のブログでも少しずつ何かをお伝えできればいいなと思っています。
みなさまにとって、ご自身の中で目立っているプログラムや、対立しあう人格とはどんなものですか?

(2022年3月13日 岩田)

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