朝の習慣

A41枚に書くモーニングノート

昨年から意識的にいくつかのことを習慣化することに取り組んでいます。
早起きもその一つで、私の目標は6時に起きること。
そう、大して早くはありません…。
一緒に実践をしているメンバーは4時半とか5時に起きるようになった方が少なくなく、比べると自慢もできないのですが、自分にとっては画期的なことなので良しとしています。
家人の出勤に合わせて通常は7時半ぐらいから朝食の支度をするので、それまでの約1時間半をどう過ごすかということも、試行錯誤してきました。
そのひとつがモーニングノートです。
もとはジュリア・キャメロンの『あなたも作家になろう』の中で推奨されている「モーニングページ」を参考にしたものです。
この本を読んだのはかなり前のこと。
そこではモーニングページとは「毎朝心に浮かんだことをノートの3ページに手書きすること」となっています。
私は勝手にモーニングノートと命名しています。
実はその実践も昨年から始まったものではなく、以前毎朝3ページを書くというのもやっていました。
正しくやらなくてはという思いが強かったその頃は3ページを埋めることが苦痛で、内容も心の中の鬱々とした思いを吐き出すような感じでした。
それはそれで意味もあったのですが、長くは続きませんでした。
今回のモーニングノートはA4のコピー用紙1枚分です。
私にとってはちょうどいい分量で、その効果も実感できるので、できれば長く続けていきたいと思っています。
誰かが推奨していることでも、結局自分のやりやすいように変えればいいということがよくわかりました。

何をどのように書くのか

では、何を書いているのか?
試行錯誤の末、最近は、自分が目指していることを意識して書くようにしています。
例えば70代にどういう自分でいたいのか、80代はどうか…。
行動だけでなく、存在という部分で望んでいる自分の姿はどういうものか…。
それらを意識しつつ、ペンが進むままに手書きしていきます。
すると、思いがけない言葉が出てきたりすることがあります。
自分で「へぇ!」と驚くこともあり、なかなか楽しいのです。
これも一種の瞑想なのかもしれません。

書いたものをどうするの?

人にモーニングノートの話をすると、「書いたものをどうするの?」と訊かれます。
残しておいたら誰かに読まれるのではないかと思い、日記の類を書くことに抵抗があるという人もいますし、その気持ちもわかります。
私の場合、A4のコピー用紙なので、古紙回収の日毎に処分することにしています。
ただし、せっかく直観が働いて出てきた言葉をそのまま捨てるのは忍びない…。
かといって、まとめて読んでから捨てるのも面倒…。
というわけで、毎朝1ページを埋めたあと、残しておきたい言葉だけをピックアップして10年日記のその日の欄に書き写しています。
この流れにしてからはまだ1か月も経っていませんが、手ごたえを感じています。
習慣化で大事なことに「鍵となる習慣を決めること」というのがありますが、私の場合はモーニングノートがまさにそれでした。

集中すること

モーニングノートを実践していて、気づいたことのひとつは集中することの大切さです。
以前の読書会で読んでいた『コーチングハンドブック』の中に、「最高の力を発揮するには集中状態が必須」という言葉があります。
集中することは簡単ではありません。
モーニングノートを書き始めても、頭の中にとりとめもない思考が流れ始め、それが気になってしまい、1枚を書き終えるのにずいぶん時間がかかってしまうということが頻繁に起こりました。
どうしたらいいかを考えた末、まずは「集中しよう」と決め、雑念にとらわれそうになっていることに気づいたら、すぐに紙の方に意識を向けるようにしました。
最近は以前よりだいぶ集中できるようになり、1枚を手書きする時間は10分から長くても15分に収まるようになりました。
気をつけるようにすると多少進歩があるものです。
おかげで最高の力までは発揮できていませんが、時々直観を得ることができています。

みなさまにとって鍵になる習慣とは何ですか?

(2021年9月26日 岩田)

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