夏を楽しむ
2020東京オリンピック開幕
一昨日23日、東京上空に、57年ぶりのブルーインパルスが五色の輪を描きました。
航空自衛隊のアクロバット飛行チームによる、五輪のシンボルマークです。
思えば、2013年にオリンピック招致が「東京」に決定されて、その時は全く想像すらしなかった、新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって、開催が1年延期され、ギリギリまで開催が危ぶまれていた「2020東京オリンピック」が、いよいよ開幕を迎えました。
「森のスタジアム」というコンセプトで建設された新しい「国立競技場」に、205の国・地域から12000人以上の選手団が集まった開会式。
「多様性と調和」をテーマに、7月23日~8月8日までの17日間、33競技、339種目の戦いがが連日繰り広げられます。
ほとんどが、近代オリンピックの歴史上初めての無観客試合という異例の大会ですが、全世界で開会式の模様が配信されてのスタートとなりました。
つい最近まで、誰のための何のための開催か…と、日本国内や世界のあちこちで懸念の声が上がっていましたが、開会式の中継録画を見た私は、何だかとても灌漑深い思いがしました。
立場によって、いろいろな見方や考え方があるでしょうが、多くのアスリートにとって「オリンピック」は、生涯を掛けて目指してきた聖地です。
従来スポーツ観戦の大好きな私は、開会に先駆けて21日から始まったソフトボールの予選リーグから、ワクワクが止まりません。
快勝のオーストラリア戦。辛うじてサヨナラ勝ちをしたメキシコ戦。昨日のイタリア戦。つい先ほど、タイブレイクからサヨナラ勝ちを収めたカナダ戦。
これで、明日のアメリカ戦を待たずに、銀メダル以上が確定しました。
投げては、38歳の最後の日と、翌日39歳の誕生日、さらには今日も先発をした、レジェンドと呼ばれる上野由岐子さんの好投。
それ以上に、彗星の如く現れた、20歳の後藤希友さんの見事な救援振り。
今日の7回、8回は、何と6者連続三振という驚異的で躍動感あふれる投球に驚きました。
守備に走塁に、ホームラン…。本当に、東京でなければオリンピック種目にもならない中で、トレーニングを継続して鍛え上げられた選手の皆さんの姿勢に、勇気と感動をもらいました。
あ、ちょっと力が入り過ぎて失礼しました。
その他には、阿部一二三・詩さん兄妹。大野翔平さんらの柔道。野球。体操男子。マラソン。
水泳の池江璃花子さんの400mリレーなどを注目して楽しみにしています。
何はともあれ、閉幕の日まで、さらには8月24日~9月5日に開催されるパラリンピックの期間も、安心安全に、平和の祭典が執り行われるようにと祈るばかりです。
そして、2022年の北京・冬季オリンピック、2024年のパリオリンピックへと日本から襷をつなげていきたいものです。
「夏」のイメージを変える
平静を取り戻して、梅雨明け以降一層厳しく感じられる暑さですが、熱中症の予防を含めて、皆様は暑さ対策をどのようになさっていますか?
最近受講しているセミナーで、「連想体系」を形作ることが大事と教わりました。
何かをイメージした時に、どんなイメージにつながっているか?というものです。
例えば、「ダイエット」と聞くと、辛くて苦しくて、リバウンドしやすいものというイメージ。
同じ「ダイエット」と聞いても、健康的で体型もすっきりとして素敵なイメージを描く人も。
このように、連想体系を意識的に肯定的に変えるだけで、暑くて嫌だという「夏」のイメージも、心地よく過ごせるかもしれません。
では、一般に「夏」にはどんなイメージがなされているのでしょうか?
「夏の風物詩」ランキングから。
①花火 ②風鈴 ③盆踊り・祭り ④スイカ ⑤甲子園 ⑥海・プール ⑦カキ氷 ⑧入道雲 ⑨浴衣 ⑩ヒマワリ
風物詩とは、ある季節特有の現象、文化、味覚、生物、物売りなどで、その季節をより意識に特徴づけることができる物や事柄などのことです。
他にも蝉時雨や、夏休み、そうめん、蛍などが挙がっています。
暑さに打ち勝つカンフル剤
私は、以前は耳をつんざく「蝉しぐれ」がとても苦手でした。煩わしいくらいの雑音にしか聞こえませんでした。
が、ある時、「この騒音はもしかしたら、夏の暑さに打ち勝つエネルギーを注いでくれる自然からの贈り物かもしれない」と、ふと思えたのです。
医学的根拠も科学的根拠もあるのかどうか知りません。ただそんな気がしたのです。
それ以来、蝉しぐれの連想体系が、私にとって有難いものに変わりました。
今では早起きが習慣化されてきたお陰で、毎朝、有難い蝉しぐれを身体全体に浴びて元気をもらっています。
皆様も何か嬉しくなるような連想体系をして、この夏を快適に乗り越えていただければ幸いです。
(2021年7月25日 若杉)