私の浄化作用の始まり
緊急事態宣言後の効果?
4月8日から、7都府県で緊急事態宣言が実施されて19日目になります。
テレビでも「緊急事態宣言のその後…」の取材番組がいくつか見受けられます。
私たちは一般的に、行動した結果に対して何らかの効果を期待します。
増してや、行動の自粛や制限が求められたことに対しては、なおさら効果があって欲しいものです。
専門家の方の中には、東京都の感染者数の伸びが鈍化してきたと言われた方がいました。
私は毎朝、兵庫県、日本、世界の感染者数をチェックしています。勿論まだまだ予断は許せないし、収束傾向が見られるわけではありませんが、少し緩やかな傾向は見受けられます。
マスコミの報道や数字に一喜一憂していた最初よりも、日が経つにつれて徐々に冷静に状況を受け止めて、今何が起こっているのか、どう捉えて私は何をすればいいのか…を考えられるようになってきました。
いろいろな経験が心の糧になる
私は、年齢のせいもあるかもしれませんが、この自粛生活は今のところあまりストレスを感じることもなく、大まかはでありますが自分の日課スケジュールに沿って粛々と生活しています。
まず、朝起きて30分以内に身支度後ベランダで、瞑想・祈り・運動をして、血圧を測ってから、朝食を取り、一日の始まりです。
何故あまり不自由を感じないのかなぁと思うと、若いころに何度か30日~50日の入院生活の経験を思い出すからです。
その時の行動範囲や制限と比較すると、自由度には雲泥の差があります。
苦しかった経験辛いこと悲しいことの経験が、過ぎ去ってみれば、心身のどこかで糧になっているのですね。
戦争体験や戦時中の理不尽なご苦労を越えて来られた方々が強いのは、納得がいきます。
子どもや孫達、友人達に会えないのは勿論寂しいですが、電話やスカイプ、メールでの会話、動画や写真だけでも心が和みます。
先程も、4人の仲間達とのラインでの対話会を楽しみ、元気が湧いてきました。
危機感のある時ほど、心の波動が上がるような会話や、言葉遣い、意識が特に大切だと教わりました。
古希も越えて、もう十分老後生活なのでしょうが、もっと年齢を重ねて、いつか歩行が困難になるときが来たとしても慌てないために、自分の生き方・在り方の予行演習を、今この時にさせていただいていると思って感謝して過ごしています。
ベランダから遠く神戸の海を眺めて、春の陽射しと風を感じながら、引っ越して9年目になるマンションにもしみじみと感謝しています。
リーダーシップを発揮する人達
未曽有の世界的危機の中で、果敢に役割を果たしている人達が大勢居ます。
日本の中でも私が関心を持ったのは、鳥取県の知事さん。
鳥取県は、感染者0名の岩手県についで、2番目に少ない感染者3名を保っています。
人口が少ないからというだけではなく、平井伸治知事のリーダーシップが感染拡大を予防し、県民の絶大な支持を得て効果を挙げていることは周知の事実だと思います。
勿論、全国でマスコミには出なくても、総力を挙げて苦悩し、奔走されている首長がたくさんいらっしゃることにも、感謝と敬意を表します。
平井知事は、中国での新型コロナウイルスの感染ニュースが流れた時から、SARSコロナウイルスの感染経験を思い出して、すぐに医療崩壊をしない準備を進めたと言います。
重症患者を受け入れる病院、病床の確保、感染が疑われる時には即検査ができる体制作りに取り組み、すぐさま鳥取県のホームページを刷新されました。
トップページをシンプルにして分かり易く、危機感を県民と共有するためです。
ダジャレの大好きな知事が、「ゴールデンウィーク」でのキャッチフレーズを作っています。
なるべく家に「居る(おる)」、県外に「出ん(でん)」。
「オールデンウィーク」にしましょうと、ホームページで呼びかけられたのには、思わず笑ってしまいましたが、座布団を10枚差し上げます。
新しい課題を何かひとつ加える!
これまでの私は、内的に生き方を整え、健康生活を維持すること…を中心に自己管理に努めてきましたが、これからは、もう一つ加えようと思います。
それは、何かひとつ、まずは生活圏・家庭内で毎日取り組むことを課したいと思います。
洋服や資料ファイル、あらゆる引き出し、押し入れ、タンス、終活ノート…何から手掛けてもOKということで!
私の「浄化作用」の始まりです。
(2020年4月26日 若杉)