シンクロを感じた!

インナーチャイルドカード、侮れません

毎年立春前のこの時期に樫本洋子さんをお迎えして、「インナーチャイルドカードと対話の会」を開催しています。
インナーチャイルドカードはタロットカードの一種といえますが、童話などをモチーフにしていて親しみやすい絵柄が特徴です。
6年目を迎えた今年は、ちょっと不思議なことがありました。
まず最初に参加者全員で、大アルカナという種類のカードを引きました。
このカードは全部で21枚あります。
各自が焦点を当てる問いを考えてから、裏向きになっているカードを眺め、一斉にピンときたものを選びます。
実は今年私は1番目のカードを引くんじゃないかと思って臨んだのです。
昨年「完成・新生」を意味する21番目のカードを引いたからです。
実際に昨年は年齢も節目を迎え、完成とはいかなくても気持ちの面では一区切りしたような感覚でした。
今年は一から出直すような感覚でスタートしていたので、やっぱり1番がしっくりくるような気がしていたのです。
で、実際に引いたのが1番でした。
思ってはいたものの、実際そうなるとちょっと驚きます。
1番のカードは赤ずきんがモチーフになっていて、「自分探し、才能・直感、内面が大きく変わる時」を意味するらしいです。
どう変わるんでしょうね…、なんて今は他人事みたいですが、じっくり自分の内面を見ながら、直感に従っていくということなのかな…。

それから、もうひとつ驚いたこと。
これは帰宅してから過去の3年間のメモを見て気づきました。
なんと3年間、引いた数字が連続していました。
2016年が19番、2017年が20番、2018年が21番。
で、今年1番に戻ったという…。
これも不思議です。
トランプの神経衰弱でも難しいのに、まったくバラバラに置かれているカードを連番で引いていくなどということは意識してできるものではありません。
ほんとうに偶然なのですが、それにしては出来過ぎです。
世の中には人智の及ばない現象があるものです。

シンクロニシティ(同時性)

ところで、偶然というとシンクロニシティという言葉が連想されます。
ユングが考えた「同時性の原理」で、「意味のある偶然の一致」のことをシンクロニシティと呼びます。
上の例が厳密にそれに当てはまるかどうかはわかりません。
河合隼雄先生の『ユング心理学入門』には、「同時性の原理に従って事象をみるときは、何が何の原因であるか、という点にではなく、何と何が共に起こり、それはどのような〈意味〉によって結合しているかという点が重視されてくる」と書かれています。
中国の易経が事象全体をとらえて、その全般的な〈相〉を見出そうとする姿勢に等しいということです。
私などはつい「〇〇だったから△△なんだ」と、因果関係に落ち着かせてしまう傾向がありますが、泰然と眺めて全体性を感じるということが必要なのでしょうね。
みなさんは最近シンクロニシティを感じた出来事はありましたか?

(2019年2月3日 岩田)

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