人間の能力を最大化するポイントの1つは、深い「問い」を持つこと

読書会第12章は「主体的に生きる」

昨年5月から山崎啓支さん著の『コーチングハンドブック』を赤木広紀コーチとともに第9章から12章まで4ヶ月にわたって、読みました。

その後、ご参加の方のリクエストにより、昨年9月に第1章から読み始める形で再スタート。
今日、一旦第12章まで完結しました!
最後の章で印象に残った文章を転載します。

  • 私は、コーチンングとはコーチとクライアントが共有する特別な時間ではないと思うようになりました。コーチングは「生き方」だと思うようになったのです。

  • コーチングで、「焦点」や「空白」の使い方の重要性が理解できた人は、コーチがいない場面でも、「自問自答(セルフコーチング)」という形式で、「最高の力(潜在力)」を仕事などのパフォーマンス向上のために活用しようとするでしょう。

  • 人間が能力を最大化するポイントの1つは、深い「問い」を持つことだとわかるでしょう。

  • 私は、人生は一度しかないから、仕事をするなら納得のいくことをしたいと思っています。このように私が思っていて、その「問い」を大切にするときに、「最高の力」が答えを出してくれるのです。

  • ですから、「この人生をどう生きたいのか?」「この人生に何を望んでいるのか?」「本当に実現したいことは何なのか?」これらの「問い」を持ってもらいたいのです。

私たちは四六時中自分に問いかけながら生きています。
「どれを買う?」「何を食べる?」「いつ始める?」など…。
簡単に答えられる「問い」もあれば、すぐに答えがでない「問い」もあります。
どんな「問い」を持つのかは、自分が今、何に「焦点」を当てて生きているのかを表しています。
第12章は「主体的に生きる」というテーマでしたが、自分がどんな「問い」を選択しているのかにはほとんど無意識だなぁと思いました。
主体的に生きるって、つきつめると大変なことですね。

10月から読書会は再スタートします!

参加者のおひとりが、「この本は不思議な本。何度も目を通したはずなのに、読むたびに新鮮に心に飛び込んでくる言葉があり、今までわかったつもりになっていたことをわかっていなかったと思い知らされる」というようなことを言われました。
私の感想もまさにそうです。
(もちろん、どんな本も出合うタイミングによって、印象が違うと感じられるということはあるでしょう。)
この本は行間に深い意味が込められていて、表面を読み込むだけでは全貌がわからないというような本です。
なので、何度読んでも味わい深く、飽きることがありません。
そんなわけで、来月からまた第1章に戻ります。
読書会では、他の参加者と感想や疑問を共有することができ、多くの発見があります。
また、直接内容に関係ないと思われるような思いつきや各自の課題などもシェアすることがあります。
そのような対話を通して、自分の現在地を知ることもできるのです。
安全な場ですので、初めての方にもお越しいただきたいなぁと願っています。

コーチングハンドブック読書会のご案内

(2018年9月23日 岩田)

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