若杉の一文字ブログ2「笑」
今回の漢字は「笑」です
連日、リオのオリンピックでは熱戦が繰り広げられ、
開会式での各国選手団の笑顔での入場式、思わず笑顔で手を振ってしまいました。
そんな幸せな気分もあって、今回は「笑」の字を選びました。
ショウ、わらう、えむ。
笑顔、微笑、談笑、爆笑、笑納などに表される他、苦笑、失笑、嘲笑、冷笑のような使い方もされます。
(笑)と、文末にト書き書き風に書き加えると、発言にくだけた印象を与え、雰囲気を和かにする効果があります。
「笑顔にあふれたご家庭を築いてください」との祝辞。
「笑顔が素敵!」は、最高の褒め言葉。
赤ちゃんをみて「天使の微笑み」と表現したり、他にも、「モナリザの微笑み」、50年を迎える長寿番組「笑点」
2600年前にインドで説かれた仏教の『雑宝蔵経』の中に、【
「ありがとう」「おかげさま」の言動を、行動で表す、
「布施」の「布」は、分け隔てなく、あまねくという意味で、「施」は、文字通り、ほどこすという意味です。
ちなみに、私の母の旧姓が「布施」という名前なので、とても身近に感じられます。
日常生活において、お金がなくても、物がなくても、周りの人に喜びを与えて、少しでも喜んでいただける方法がある。
それが「無財の七施」
そのような身近な奉仕や実践によって、自己を高めることができ、同時に、世の中の人々の心を和ませることができるということでしょう。
その七施の一つに『和顔施』があります。
いつもおだやかな顔つきをもって人に対すること。
口角を上げた落ち着いた、
以前、「一文字の手紙」を習った折、娘に送る為に選んだ文字は、迷わず「笑」でした。
娘の名前には「笑」の字は使っていませんが、「どんなときでも笑顔を絶やさず、
そして、笑顔に満ちた日々を送って欲しい…
余談になりますが、「笑顔」の反対語は、
私は、一日を終えて、セミも寝静まったころ、
一日を振り返り、心身を落ち着け、明日に備える大切な時間です。
口元に微かな笑みを浮かべ、神戸の街並みをぼんやり眺めながら、今日に感謝する毎日です。
(2016年8月14日 若杉)