メリークリスマス&ハッピーニューイヤー

最後のブログ

今日は「クリスマス・イブ」。
師走の慌ただしさだけでなく、何だか街中が華やいで見えます。
今年も後1週間となりました。
今年度末で当社の業務を終了することとも重なり、一日一日一層感慨深く過ごしています。
先週の22日は「冬至」で、全国的に大寒波に見舞われました。
この日は昼間の時間が一年で一番短く、真冬への入り口でありながらも、明日から再生するかのようにわずかですが陽が伸びていくのだと「光」を感じて、一人で嬉しくなりました。
この光景を刻んでおこうとしばらくベランダで眺めていると、神戸では午後5時10分には既に薄暗く、陽が沈んで行きました。
とても美しい景色でした。
このスタッフブログも、今日が最終日。
コロナ禍の3年半も含めて10年余り、皆様には多大なご支援とご厚情を賜り、本当に有難うございました。
心からの感謝を込めて、最後のブログなので、皆様に心に残るプレゼントをお贈りしたいと思います。

小林正観さんの言葉

ご承知の方も多くいらっしゃると思いますが、私が心に留めておきたいので、ご寛容ください。
正観さんは1948年東京でお生まれになり、2011年にご逝去されました。
著作家であり、心理学博士、教育学博士、社会学博士の肩書を持たれ、さらには年間300回以上も乞われて、全国で講演会をされていました。
講演会はすぐに予約で満席、50冊以上の著書はすべてベストセラー・ロングセラーを記録。
「面白くて楽しい話の収集家」を自認される正観さんの講演会は、人生に深い気づきを与えてくれる一方で、いつも笑いにあふれていたと言われます。
50数冊のご本の中で最後に遺されたのが、『淡々と生きる』-人生のシナリオは決まっているから―です。

『淡々と生きる』からの名言
「う・た・し・や・き」の話しかしないと決める
①不平不満  ②愚痴  ③泣き言  ④悪口  ⑤文句——この五戒は口にしない。
「うれしい話・たのしい話・しあわせな話・やくに立つ話・きょうみぶかい話」だけにする
「あらゆる事に喜びを感じ、感謝の気持ちを持ち続け、笑顔を絶やさない人ほど、いつまでも健康で若々しくいられる」と書かれています。
幸せは目前にある日常であり、それを「幸せ」と感じる心があるかどうかが大切なようです。
更に、人間がこの世に生を受けた目的は、自分の努力目標に向かってそれを達成することではなく、ただ「喜ばれる存在になること」——正観さんがこうして言葉にされると、ずしんと重みが感じられます。

『ありがとうの神様』(ベスト・メッセージ集より)
「そ・わ・か」の法則と実践
「掃除」(身の回り、特にトイレや台所などの水まわりをきれいにする)
「笑い」(肯定すること、受け入れること、共鳴、共感すること)
「感謝」(「ありがとう」は、元来「神様に対しての感謝の言葉」。「ありがとう」を言っているだけで「いろいろな奇跡が起こる」ようです。)
この「そ・わ・かの実践」には素晴らしい共通項が「2つ」あると付記されています。
ひとつは、「いつでも、ひとりで出来る」こと。
場所と時を選ばない。仲間がいなくても実践できること。
もうひとつは、お金がかからないこと。
掃除も、自分の体を使ってすることが「実践」。
笑うことも、心の中で思っただけではなくて、顔に出して表現することが「実践」。
感謝も、「ありがとう」と声に出して言うことが「実践」。
「『運』は動より生ず」——これを「運動」と呼びました。「実践」が「結果」を生じます。実践すれば必ず、「運」がやってきて、楽しく面白い現象が生まれるようです。

『ごえんの法則』——五つの「えん」の意味を解く―より
「人徳者になる必要はありません。実践者になるだけで、毎日が幸せでたまらなくなります。」
幸せに生きている人、ツイテいる人に共通している五つの「えん」とは?
①人との「縁」 
②お金の「円」
③支えあう「援」 
④楽しい「宴」
⑤集まりの「園」
この五つの「えん」を味方にすることができれば、本当に人生はとても豊かになりそうですね。
久方ぶりに小林正観さんのご本を読んで、「肩ひじ張って頑張らなくていいよ、日々淡々とおだやかに、誠実に生きればいい」と、心温まる励ましをいただきました。

如何でしたか?ご縁をいただいた大切な皆様に、ささやかなクリスマスプレゼントになれば、こんな幸せなことはありません。

最後にもう一度、「有難うございました。重ねてお礼を申し上げます。」
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(2023年12月24日 若杉)

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