株式会社創設7年目を迎えて
令和元年5月8日は、当社の開設6周年記念日でした
会計決算の都合上(1月1日~12月31日)、すでに7期に入ってはいましたが、名実ともに7年目となり、振り返りと今後に思いを馳せて今回のテーマとしました。
任意団体から出発して、何も分からない中での財団法人の設立には、本当に多くの方々のご支援協力をいただいて参りました。
2012年の年末に財団法人を解散して、4か月の清算期間を終えて現在の株式会社設立に至っています。
以後「コミュニケーションを通して、喜びの種をまく」を理念として活動してきましたが、時代の変化と共に、会社にとっても、個人にとっても、果たすべき役割の願いが変わってきていることを痛感します。
今後の展開を考える時、まず大事なことは、「私は一体、何がしたいのか?」という点です。
同時に、「周りや環境は、会社にそして私に、何を願い期待しているのか?」を深く感じ取ることが大切だと思います。
時代が成熟してくると、社会は益々複雑化して変化のスピードが速まってきます。
このような時代には、「リーダーシップ」が強く願われます。
私は今まで、「リーダー」「リーダーシップ」と聞くと、誰かが先頭に立つ、優秀で強い意思と責任を持った存在をイメージしていました。
先日、長年学んでいるセミナーで教えられた「これからのリーダーの在り方」に、大きな衝撃を受けました。
自分が先頭に立って皆を引っ張っていく従来のリーダー像ではなく、むしろ目立たず、いわゆる「縁の下の力持ち」の如く、今まではフォロワーと言われていた人たちを育てていく。
全ての人達をリーダーにしていくのが、これからの真のリーダーの役目だと気づかされました。
周りの人達の存在を承認し、理解し、特性を活かして新しい世界を創り上げていく。
認識力・包容力・共感力・責任感…まさしく人間力を兼ね備えた人が、リーダーを育てていける真のリーダーの役割が担える人。
…と、どんどんイメージが膨らみます。
ですが、今の私がリーダーをイメージすると、あまりのギャップに仰天するばかりで、全く現実味がありません。
では、私は一体何がしたいのか…と考えた時、やっぱり私の天職は「カウンセリング」だと思えます。
時代が複雑化すると、精神のバランスを崩してしまう人が増えてきます。
多様性の時代でもあるので、一人のクライアントに多面的に関わっていくプロジェクトチームを作りたいと思っています。
同じ時代に生まれ合わせた人達。誰からも見捨てられることなく、阻害されることもなく、自分らしく生きていける場が作られれば…と思います。
では、会社としてはどうしたいのか?
まず、これからの時代に影響力を発揮するであろうと思う人達に、活躍する場を提供するお手伝いをしていきたいと思います。
そのためには、会社としての土台をしっかり固めながら、私自身はもう少し多くの方々と交流を深めていく必要性を感じています。
まだまだ明確な目標には達していませんが、折に触れて、振り返りと今後を考察していくつもりです。
(2019年5月12日 若杉)