日常の中に隠れている、小さな『奇跡』と出会う喜び

研修プログラムの作成から

昨年から受け持たせていただいている企業研修で、願われた、コミュニケーション力や共感力などの基本的な講義を重ねた後、現場で即実践できる力を養うために、事例研究のグループ検討の場を数回持ちました。
狙い通りの流れが出来たので、次の段階として、担当者の方と相談をして、「ロール・プレイ」を取り入れることになりました。
カウンセリングのトレーニングとしては、頻繁に取り入れて実習してきた技法ですが、最近の研修ではあまり活用していませんでしたので、より効果をもたらすためにメンバー全員を思い浮かべながら、自分の中でシュミレーションを重ねて準備しました。
ちなみに「ロール・プレイ(ング)」とは、「役割演技」と訳され、実際の場面を想定し、様々な役割を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起った時に適切に対応できるようにする学習方法の一つです。
今回この技法を取り入れた願いは、対象者の役割を演じて応対する中で、相手の気持ちや受け止め方を実感してもらうこと、さらには、質問や応答をする際、発せられる言葉の奥の本当のニュアンスに気付ける人になってもらえることでした。

今後は、オブザーバーと3人一組になって、より効率的にスキルを習得できるように、適切なフィードバックをもらえるようにしていきたいと思っています。

日常の中に隠れている、小さな『奇跡』

研修を組み立てながら、ふと思い浮かんだことがあります。
それは、「読書会」で読み進めていて、丁度8月に読破したばかりのテキスト「『赤毛のアン』に学ぶ幸福(しあわせ)になる方法」(脳科学者・茂木健一郎著)からの文章でした。
文庫本の287ページに、ぎっしりと珠玉の言葉が詰め込まれています。
終わりの方に、「『奇跡』というのは、日常生活のありとあらゆる瞬間に潜んでいる」と書かれていたのが、とても心に残りました。
人生の中で、当たり前のように出会うことに、その都度選択して日々生きていると、その「奇跡」の有難さを見過ごしてしまうことが多くあります。

研修とのつながりから思い起こされたこととは…。

今回、研修を依頼してくださったこと、面談や打ち合わせの時間をたっぷりと取ってくださったこと、それらが積み重なって、個人個人の長所を生かしたプログラムを組むことができたこと…、じっくりと思い起こすと本当に感謝でしかありません。
他にも、なるほどと思う言葉がありました。

「あきらめずにひたすらにずっと待っていると、何かが来る。」

著者は、「脳科学的に解明しろと言われても、ちょっと困る」と記されていますが、私も、明るい未来を想定して前向きに努力していると、結果はおのずと変わってくると、経験上思っています。
何度もお話していますように、私は脳梗塞で入院生活を送り、視野の狭窄症状があって、お医者様から白杖をもらう手続きも勧められるほどでしたが、必ず治癒できると思っていて、回復を疑ったことは一度もありませんでした。
お陰様で、その後日常生活ではほとんど不自由なく過ごすことができています。

それだけでなく、大病を経験して健康の大切さを痛感させていただいたからこそ、
「健康」に関わることに関心が深く、メンタルだけでなく、身体のケアのための「施術」にも意欲的に取り組むきっかけになったと、今では感謝しています。
勿論、それまでの自分の生き方・在り方を見直して、変えるきっかけをいただいたことへの感謝は、言うまでもありません。
誰しも波乱万丈の人生を求めているわけではありませんが、自然現象の出来事など避けられない事象もあるので、全く平穏無事の思い通りというわけにはいきません。
私は、ある意味運命論者で、「人生は必要なことしか起こらない」「魂が成長のために、必要な出来事を起こす。」と考えています。

著者は更に綴ります。

「どんなにつまらない日常でも、思い切って意識を変え、すべてを『奇跡』だと思って眺めてみる。それが、幸福に至るための道の、第一歩だと思います。」と。

もしかすると、すべての道は「奇跡」や「幸福」につながっているのかもしれません。
思わぬところで、月に一度の「読書会」が日常に飛び込んで来て、何だか豊かな思いに浸ることができました。

(2023年9月18日 若杉)

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