決めるとパワーが出てくる

挑戦するかどうかという迷い

何を決めたか?
それはある検定試験への挑戦です。
必要以上に資格をたくさん持ちたいとも思わず、ここまで来ました。
これまで通りの日々を過ごすなら、今後も必要ないでしょう。
ですが、8月にふと、その試験に挑戦してみようかなと思ったのです。
ただ、思ったことと決めることは別物。
結局、申し込み締め切りまでの1ヶ月以上、迷い続けてしまいました。
理由は、目標に向かって絶対に努力できるという感覚をもてなかったから…。
そんなに頑張れるのだろうか?と自分を疑う気持ちがあとからあとから湧いてきました。
さらに「今さらそこまでしなくてもいいんじゃない?」「大変そうだよ」という心の声が決断を鈍らせました。
それでもついに決断しました。
受けてみよう、と。
人からすれば大したことない決断ですが、頑張れるだろうかと自信がもてない私としては一大決心でした。
とはいえ、試験までは1ヶ月半弱。
決定的に欠けている知識もあり、かなり無謀なのは承知の上でもありました。

なぜ決められないのか

なぜ迷ったのか、それはどこかで恐れがあったから。
何に対しての怖れかというと、やはり自分を追い込むことへの不安でした。
そこまで頑張れないだろうという自分への低評価が土台でした。
ずっと以前、いくつかの試験に挑みました。
なぜか試験内容や面接官との相性には運が強く、さほど苦労せず合格したことが多かったのです。
しかしながら年齢を重ねた今、かつてとは条件が違います。
だから迷いました。
一方で、年齢によって何が変わり、何が変わっていないのか知りたいという好奇心もありました。
結果的に好奇心が勝り、とにかく準備をスタートしたというわけです。

決めたら動き出した!

決めたらやるしかありません。
まず、テキストを読み通す、過去問を解く、自分なりに内容をまとめる、などやることを決め、期限を決めて目標設定をしました。
具体的な道筋ができると、とにかくやろうというスイッチが入りました。
すると結構やれることがわかりました。
「あ、頑張れないというわけではないんだな」と自分を再評価しました。
その後、毎日決めたことをこなしながら、進んでいます。
他の仕事があるので、そんなに必死というわけではありません。
時間を決めてその時間だけ集中し、あとは気持ちを切り替えて他のことをするというパターンです。
一生懸命やろうという覚悟はできていますが、絶対に合格しなければならないというプレッシャーはありません。
こうしたチャレンジが、実はもともと好きだったことを思い出したぐらいです。
今までと違うことをするのは、面倒だったり、気が進まなかったりするものですが、迷っていることはいっそ思い切って挑戦しようと決めるのも悪くありません。
忘れていた自分に出会えたり、新たな自分を発見できるきっかけになります。
そして、ちょっと背伸びした挑戦は体中の細胞をシャキッとさせる効果があり、生活にメリハリが生まれました。
まずは決めることから、でした。
みなさんは何かやってみようと思うことはありませんか?

(2018年10月14日 岩田)

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