毎年の景色

ゴールデンウイークは東京で過ごしています

目的は、あるセミナーに参加するためです。
気がつくと、今年でもう7回目になりました。

毎朝、ホテルから隅田川沿いを歩いて会場に向かいます。
連休の朝、川沿いの遊歩道にはジョギングしている人、楽器の練習をしている人、ベンチで何かを食べている人がいる…。
停泊している屋形船と、時々通りかかる遊覧船…。
毎年変わらないそうした風景も楽しみです。

コミュニケーションということを追求していくと、おのずと人間に対する理解を深めようという方向に向かいます。
あるいは、人間理解への欲求が先にあるのかもしれません。

人間を理解することは、結局自分自身について理解すること。
しかし自分という存在は、表面的な部分から深層へと、焦点の当て方でさまざまな面を見せてくれます。
結局、全くといっていいほど自分のことをわかっていなかった自分に何度も何度も気づかされることになります。

人前で話をする立場になる、1対1のコーチングセッションをする。
それは責任を伴うことであり、恐ろしいことです。
毎年こうして学びを深めるにつれ、その実感が強くなっています。
これまでも気づかずに、人を傷つけたり、間違いを犯したこともあるかもしれません。
そうしたことに少しでも気づけるよう、せめて怖さを持ち続けたいと思います。

特別なセミナーに参加したからといって、それで一気に何かが変わるわけではありません。
無意識は身の丈に合わない変化を恐れるからです。
一応これまで、私なりに地道に進んではきました。
その結果、変化をしたことも少なくはありません。
が、相変わらず道は続いています。

もうすぐ今回の滞在も終わります。
心のゆとりは持ちつつも、また少しずつ進んでいこうと思います。

毎年こうやって両国の風景にふれることができる幸せにも感謝しつつ…。

(2017年5月6日 岩田)

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