人生100歳時代のモデル
寒中お見舞い申し上げます
穏やかな2023年が明けて、早や8日を迎えました。
皆様、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
このブログを担当させていただいてから、日本の伝統行事や季節、「今日は何の日」などに深い関心を持つことが増えて、日常に彩を添えることが出来るようになりました。
一昨日の1月6日は「小寒」。
二十四節気の第23で、寒さが厳しくなるころです。
ちなみに「大寒」は、1月20日。(二十四節気の第24)
小寒の初日を「寒の入り」といい、「小寒」から「大寒」を経て、2月3日の「節分」までの期間が「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれ、寒さの最も厳しい時期を迎えます。その期間が過ぎると、第1の「立春」を迎えます。
この時期に寒さを労わる手紙が「寒中見舞い」です。
地域によっては、15日まで松の内とするところもありますが、一般的には1月7日で、松の内は終わります。
私は恥ずかしながら、お正月の意味や慣わしの詳しい意味を知りませんでしたが、「お正月にやって来られる、年神様の拠り代である松を飾ってある期間のことを松の内と言い、一年の安寧と無病息災を願いお祝いする日本古来の行事」とのこと。
「小寒」に入ると気温が下がるだけでなく、空気も乾燥しているので、風邪やインフルエンザも流行しやすい時期です。今は、コロナの感染時期でもあるので、一層の体調管理が必要となります。
我が家でも、昨日は風習に従って、無病息災を願いながら「七草粥」を食べて、お正月に食べ過ぎた胃腸を休めました。
また、15日の「小正月」には「小豆粥」を作ろうと思っています。
寒くて動くのが億劫になりがちですが、昔から寒の内に身体を鍛える習わしがあって、「寒稽古」「寒中水泳」など、寒い時期に鍛錬すると、心身共に向上するとされたためです。
さすがに過激な運動はできませんが、ウサギ年にちなんで、私も何か新しいことを始めようと思って、数日前から、握力の低下が気になっていたので手足の指の運動と片足立ちの訓練に挑戦し始めました。
何度かお話ししましたように、42歳の時に脳梗塞になり、その後も2度の再発があって入院・リハビリ生活を送り、今では日常の歩行にはさほど不自由はありませんが、そのせいで身体の左右のバランスが非常に悪くて、細い橋やホームの端を歩くのはとても緊張してふらつくのがとても怖いです。
ずっと病気の後遺症だと諦めてしまっていたのですが、少しでも苦手を克服してトレーニングをしてみようと思い立ちました。
娘からの今年の年賀状の、『まだまだお世話になりたいので、元気で長生きしてください。毎日歩いて、動いて、足腰鍛えて!!』と、夫と私へのメッセージにも後押しされて、孫たちが成人するまで頑張ろうと思っています。
チャレンジする楽しさ
そんな折、料理愛好家の平野レミさん(75歳)が、インタビューで抱負を聞かれて、『抱負なんてないです。毎日毎日楽しく働いて、私が出来そうなことをやっていく。それだけで十分。目の前のことをクリアしていく。それで十分だと思う。』と語っていらっしゃったのを目にしました。
作家の曽野綾子さん(91歳)は、5年前にご主人の三浦朱門さんを看取られた後、一人暮らしをされていますが、『世話をしないといけない猫が居るので、自堕落な生活は出来ない。』と、誰かの何かの役に立つ生き甲斐のある過ごし方をされています。
ネットニュースで、週に1~2回バスで施設への勤務に通われている、97歳の現役看護師さんが、『大事な事は歩く事と、看護師は体力を使うので、食べる事。』と語られているのを目にして、上には上がいらっしゃるなぁと、驚嘆しました。
人生100歳時代――のモデルは、まさに一人一人が作り上げていくのだと、改めて思いしらされました。
今の楽しみの一つに、昨年から友人に教えていただいて、スマホで『毎日脳トレ』を始めたことがあります。
連続して今日で53日目。
新しいスマホに替えたので、そこでも始めて28日目。
今では毎日2台のスマホで楽しく遊んでいます。
夜寝る寸前に思いだして挑戦した日は、70歳を超えてしまい(負けず嫌いの言い訳ですが)、ガッカリしましたが、自己ベストは、40歳。平均は50代と出るので、一人ニンマリしています。
誰しも、唯一無二の存在。自分らしく、一日一日気づきと学びの日々を送りたいものですね。
(2023年1月8日 若杉)