「あなたはなぜそれをするのですか?」

「なぜ」という問いは深い

昨日から3日間大阪での学びに参加しています。
かれこれ10年になる学びの場で、受講者は数年以上そこに参加しているという人がほとんど。
なじみの人も多く、居心地のいい場です。
初日の昨日、講師から発せられた問いがありました。
「なぜここに来て、学び続けているのですか?」
問いが投げられると、人は答えようとするものです。
改めて自分の中に答えを探そうとしました。
「なぜ」という問いに答えるのは簡単ではありません。
動機や目的を問われるからです。
一旦答えを出しても、心の深いところには別の動機が存在していたということもあります。
そもそも私たちは、動機を自覚しないまま選択していることが多いものです。
なんとなくそうしているだけなのに、「なぜ」と訊かれて、慌ててもっともらしい理由を後付けし、最初からそうだったかのように自分を納得させるという芸当すらやってのけることもあります。

自分の本当の意図を探す

自分に「なぜその学びを続けているのか?」と問いかけると、まず「そもそもなぜ始めたのか?」という問いが浮かびました。
思い出せるのは、最初にその場に行ったとき、自分が探してきたものだという直感が働いたこと。
あとは気がついたら続けていたという感じです。
表面的にはコーチングに必要だとか、人間を理解することができるなどのメリットを感じていたわけですが、心の奥底では、ただそれが自分に必要だと感じていただけなのです。
私のように直感に従って、理由もわからないままに何かを始めていたという経験は誰にもあるのではないでしょうか。
別に理由がわからなくても、楽しいから続けているということで何ら支障はありません。
が、前に進むために動機や目的を確認することが大切なタイミングというのもあります。
継続してきた学びも約10年が過ぎようとする今、そのような節目に来ていることを感じています。
みなさんにとって「なぜそれを続けているのか?」と問いかけたい「それ」は何ですか?

(2018年12月23日 岩田)

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