高校生とともにロジカルシンキング

セットアップは笑顔から

セットアップとは、コーチングでは環境を整えること。
主にコーチがクライアントと話しやすい環境をつくることです。

今日は高校生向けの講座でお話しする機会をいただきました。
ロジカルシンキングという言葉は出さずに、筋道を立てて伝えることをテーマにしてみました。

高校生への講座は4回目ですが、高校が違うと雰囲気も違います。
特に今回のテーマは初めてです。
どのように受け入れられるものか、多少の不安を抱えつつ学校に向かいました。
参加人数は少なめと聞いていたので少し気が楽にはなっていたのですが、教室に向かう時はちょっと落ち着かない気分でした。
で、そこにいたのは、心なしか硬い表情の生徒さんたち…。

それでも紹介を受けて教壇に立ち、笑顔になると、スッと落ち着きました。
人前で話す時に笑顔になるのは、ずっと以前ビジネスマナーを教えていたころからの習慣です。
最初は無理に笑顔を作っていましたが、今は自然と口角が上がるようになりました。
不思議なもので口角が上がって笑顔になると、たくさんの人の前であっても落ち着くのです。
気のせいかもしれませんが、自分が落ち着くと、目の前の人たちも落ち着いてくれるように感じます。

誰もが納得する筋道というのはない?

講座は少しロジカルシンキングを交えて進めました。
ある主張が論理的であるためには、理由から結論へのつながりに納得性が高くなくてはなりません。
しかし、納得できるかどうかは人によって違うことも多いものです。

講座の中ではいくつか例文を挙げて、それに納得できるかどうかを考えてもらいました。
例えば「あの映画はA監督の作品だから、面白いはずだ」という主張に対して納得できると答えた人は全体の7割ぐらいだったでしょうか。
納得できない人の意見は、「実際見なければ面白かどうかわからない」など…。
確かにそれも言えますね。

ある人にとっては頷けることも、他の人にとってはそうではない。
理由から結論への間に、個人の考え方や価値観などが入ってくるからです。
自分の考えをわかってもらいたい、人を説得したいというような時は、自分の価値観を少し客観的にみてみる必要があることを伝えると、真剣に受け取ってくれたようでした。
ついでに「人の話を聞くときも、相手はどんな価値観をもっているのかなと考えてみるとぶつかることが少なくなりますよ」という一言も添えてみました。
講座の後半には、記事の内容に対する感想をピラミッドストラクチャーという構造に…。
最後に出来上がったそれぞれのピラミッドは、個性的な筋道が表現されていました。

(2017年10月7日 岩田)

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