聴き方のレッスン(1)3つの心構え

自然に入ってくる会話に注意を向けてみると…

聞き耳を立てているわけではありませんが、自然にまわりの会話が耳に入ってくることはあります。
子供の話に花を咲かせているお母さん方のグループからは、
「うちの子、〇〇なのよ~」
「いいわね~!うちなんか、△△で…」などとにぎやかな声が聞こえてきます。
ただ、お互いに話を聴き合っているというよりは、話したいことを言い合っているんだなぁと感じることもあります。

話すことで、認められたいという心理

そもそもほとんどの人は認められたいと思っています。
私もそうです。やっぱり「すごいですね」「ステキですね」とか言われると悪い気はしません。
むしろ、そう言われるために生きてきた気すらします。
(もっとも、これまでどれだけ認められたいと思ってきたかに気づいたことで、少しは変わりましたが…。)
認められるためには、人に自分のことを知ってもらわなくてはなりませんから、自分を表現する方に意識が向くことになります。
(話し方教室というのは結構ありますが、聴き方教室というのはあまりないですね)
そして、話す人は、聴いてくれる人を求めています。
多くの人が話を聴いてもらいたいと思っているわけですから、ちゃんと話が聴ける人は好感をもたれます。

では、どんな心構えで聴いたらいいのでしょうか?
ここでは3つをご紹介します。
あくまでも提案なので、やってみようと思うものがあれば、取り入れてみてください。

話を聴くときの3つの心構え

①否定しない

ほとんどの人は、否定されたくないと思っています。
特に自分が好きなもの、大切にしていることを否定されると、もう二度と話したくないと思うものです。
仮に相手の好みや意見に共感できない場合は、あくまでも、ニュートラルな態度で、
「あ、そうなんですね?」と、肯定的な言葉を返したり、
「どんなところが好きなんですか?」などと質問してはいかがでしょうか?
相手が気持ちよく話してくれるかどうかはこちらの態度にかかっています。

②さえぎらない

自分が話したいことがあると、相手がまだ話しているのに途中で言葉をはさんでしまっているかもしれません。
無意識にやっていることはなかなか気づけないものです。
「さえぎらずに、聴けただろうか?」などと自問し、自分のクセを発見してください。

③アドバイスしない

基本的に人は自分で考え、自分で決めたいという欲求をもっています。
確かに悩んでいる時は、誰かにアドバイスをもらいたいと思うこともあります。
ただ、最後の答えはやはり自分で見つけたいのではないでしょうか。
コーチングには「答えは相手の中にある」という原則があります。
相手が困っているとつい、「~した方がいいよ」などと助言したくなりますが、極力控えてみるということです。
代わりに、相手が自分で答えを出せるようサポートする工夫をすることをお勧めしています。

以上、3つの心構えでした。
あなたの「聴き方」はいかがですか?
今後、聴き方のレッスンを随時更新してまいります。

(2016年11月16日 岩田)

 

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