人間は、人を助けるようにできている

年初めに誓ったこと覚えてますか?

例年より早い桜の開花が伝えられています。
日本では春は、卒業、入学、退職、入社、異動など、多くの人の生活環境が変わる時期です。
格別何も環境が変わらないという人もまた、少なからず社会のムードの影響を受けているでしょう。
期待と不安の中、気分も一新するような感じですね。
桜はまさにそんな春の象徴です。

しかし、一年の4分の1が終わる時期でもあるんですよね。
年明けに誓った「~な年にしよう」とか、「〇〇を目指そう」がもうどこかに飛んでしまったなんてことにはなっていないでしょうか?

3月初めの私は、まさにその状態でした。
慌ただしく過ごした日々のあと、ぽっかりと空いた予定のない数日間…。
ふと「自分はどこに向かっているんだろう?」と問いが浮かびました。
どうも最近自分のことばかり考えているのではないかと、うすうす気づいていたからです。
確か年初に「今年は人のお役に立つ生き方をしよう」と誓ったはず。
おみくじにも「人のためにつくしなさい」とあったはず…。
それをほとんど忘れて、エゴに従っている自分に情けなくもなりましたが、誓ったことをずっと心に留めていくことがどれほど難しいのかも痛感しました。

「ベトナムの赤ひげ先生」の生き方

そんな時読んだ本が、服部匡志(ただし)さんの『人間は、人を助けるようにできている』でした。

テレビでも紹介されたそうなので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
眼科医としてベトナムで無償の医療活動をずっと続けられている方です。
文字通り人生を懸けてやって来る患者さんは、手術によって目に光が戻ると、笑顔がよみがえる。
自身も人生を懸けて手術に挑んだ服部医師の得る報酬は、その最高の笑顔であり、それこそが彼に生きる勇気と力を与えてくれるのだそうです。

毎月半分を日本でフリーの眼科医として働き、残りの半分の日々はベトナムで活動する。
なぜこのような活動をしているのか聞かれても、答えはわからないとか。
ただ、「失明の危機にさらされているのに手術を受けられない人たちがいる。自分の技術で救うことができるなら、遠慮せず助けたいという思いだけだ」と書かれていました。

人のためと思っているだけではなく、まず目の前にある、できることをするっていうことが大事なんですよね。
行動力の乏しい私への刺激になりました。

今日、暖かな陽ざしの中で西宮の桜の名所、夙川(しゅくがわ)沿いを歩きました。
本を読んでからしばらく経ちましたが、気分を新たにまた日々を大事に過ごすよう、背中を押されたように感じました。
(写真は今日のものです)

(2018年3月26日 岩田)

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