5年目のインナーチャイルドカードの会

今年は「変化」の年

インナーチャイルドカードは、1993年、アメリカのイーシャ・ラーナーによってつくられた78枚のカード。
モチーフは「赤ずきん」「シンデレラ」「ピノキオ」などのお話です。
(ユング心理学でも神話や伝説などが研究されていますね)
これらがメタファ(隠喩)として作用し、無意識の中にあるものを呼び起こす働きがあるといわれます。

樫本洋子さんをお招きし、毎年1月にインナーチャイルドカードの会を開催するようになって今年で5年目になります。
今回の参加者8名のうち6名の方がリピーターでした。


簡単な自己紹介のあと、早速21枚の数字のカードから各自が気になるものを選びました。
当たり前ですが、裏向きに並べられたカードはどれも同じに見えます。
それでもどれか1枚選ばなくてはならないと思うと、自然に手が伸びるものがあるものです。
複数の方が同じカードを選ぶこともあります。
今回も2名の方が同じ番号のカードを選びましたが、お話を聴くとおふたりが全く逆の見方をされていました。
同じものを見ても、作るストーリーはその方の内面が反映されることがよくわかります。

一通りのシェアが終わったあと、樫本さんがそれぞれのカードの意味を伝えてくれました。
今年皆さんが選んだカードは、どれも変化や再出発を表すものが多かったそうです。
個々の事情は違うはずですが、全員に共通する流れのようなものがあるのかもしれません。

頼らず、イメージを役立てる感覚で使う

さて、インナーチャイルドカードは占いではありません。
引いたカードの意味と自ら作ったストーリーをつなげて、これからの行動を模索していく手がかりのひとつとして使うものです。

ただ使い方によっては占いのようにもなります。
もちろん占いも興味深いものです。
私自身も少し四柱推命を観るので理解できますが、なかなかの真理を含んでいます。
頭ごなしに否定するのは、もったいない。
ただ、頼りすぎないことは大事です。
行動は自らの責任で起こしていくもの。
自分で決めると、仮にうまく行かなくても誰かに責任転嫁することはありません。
占いもまた自分で主体的に利用しようという姿勢なら、役立てることができます。

因みに、私自身が引いたのは21番の”The Earth Child”というカード。
「完成」という意味があるそうです。
赤ちゃんと地球というモチーフは他の絵と違った雰囲気です。
これまでやってきたことを見直しつつ、無垢な視点で真実を見るよう心掛けること、個人から地球にいたる広い視野をもつことが必要だと言われているように感じました。

 

心に決めていることをきちんと現実化することを今年のテーマにしました。
今日は樫本さんからカードのミニシールをいただき、手帳に貼ったので、時々このイメージを眺め、自分をふり返りたいと思っています。

(2018年1月28日 岩田)

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る