46歳になったら意識したい「健康十訓」

生きたい人生を生きるための心がけ

昨年の4月からお世話になっている、京都の医院の待合室に「健康十訓」というのが掲げられています。
以下の十訓ですが、毛筆で書かれていることをイメージして読んでみてください。

「健康十訓」

1.少肉多菜  肉を少なく 野菜を多く
2.少塩多酢  塩類を少なく 酢を多く
3.少糖多果  砂糖を少なく 果物を多く
4.少食多噛  少なく食べて よく噛む
5.少衣多浴  なるべく薄着で よく風呂に入る
6.少言多行  おしゃべりを慎んで 多くを実行する
7.少欲多施  欲望をひかえ 施しを多く
8.少憂多眠  くよくよせず よく眠る
9.少車多歩  車にのらず よく歩く
10.少憤多笑  あまり怒らず よく笑う

衣食住の心得はもとより、生き方の大切な姿勢が書かれています。
「健康」は肉体だけでは保たれず、目に見えない「エネルギー」のレベルでの影響も大きいといわれます。
十訓の内容は心身を健康に保つために必要なことばかりです。
さりげなく書かれているものの、すべてを実行するには、当然ながら強い意思と継続する力が求めらることになります。

若い時はエネルギーに満ち溢れているので、自分の身体や健康になかなか意識が向かず、つい無理をして酷使しがちです。
が、年齢を重ねると、思わぬところから不調が起こります。
そこで初めて健康に気をつけようとなるわけですが、不摂生のツケは払わなければなりません。
十訓の心がけは早いほど良いはずです。

「身体は天からお借りした大切な借り物」と教えられたことがあります。
大事に扱いましょうということなのでしょう。
私自身は、身体を自分勝手に使ってきたと反省することが人一倍多かったです。
大病をし、長期入院を強いられたこともありました。
その時は猛省して「もっと大切に生きよう」と思ったにもかかわらず、「喉元過ぎれば熱さを忘れ」という、くり返しでした。

実は私は42歳で脳梗塞を発症しました。
40代でも安心してはいられませんね。
少なくとも40代後半に入ったら、健康に気をつけたいものです。

「心身一如」と言われるように、肉体と精神は一体のもの。
分けることができず、一つのものの両面を表します。
東洋医学では「病は気から。日ごろ精神を健やかにすることが健康へと導くもの」とうたっています。
生きたい人生を生きるには、「心身の健康」は大切な要素。
この額を目にするたびに、心新たに、姿勢を正されています。

(2018年1月23日 若杉)

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