伝え方のレッスン(1)伝わるように伝える

今年は「話す、伝える」に焦点を当てます

上手に話したい、多くの人が願っていることではないでしょうか?
会議やクラスで意見を言う、はじめての場で自己紹介をする、プレゼンをする…など、人前で話すのは緊張するものです。
日常会話で誰かに何かを説明するというだけでも、うまくいかないことがあります。
ふり返ってみると私も、上手に話したいという欲が強い時ほど、残念な結果を残した経験があまたあります。
自分の考えをまとめ、要領よく話すというような教育もあまり受けていないなぁと思います。
みなさんはどうですか?
教育のせいにするわけではありませんが、私の場合長年「自分は話すのが苦手だ」という強い思い込みもありました。
それでも今人前で話をすることが多くなっているのですから、人生何が起こるかわかりません。
ただ、苦手意識があってよかったということもあります。
できないからこそ貪欲にいろいろ吸収しようと思えましたから。

さて、コミュニケーションは普通、聴くことと話すことで成立します。
このサイトでは聴くことの重要性をだいぶ強調してきましたが、当然ながら話すことも大事です。
今年は「話す、伝える」の方に焦点を当てていこうと思っています。

伝わるためのキーワードはロジックと共感

ところで「上手に話したい」という願望にはちょっとした落とし穴があります。
自分が上手に話すということに意識が集中しがちだということです。
本来話す目的というのは、自分の考えや気持ちを相手に伝えるということのはず。
よどみなく上手に話したことに満足しても、目の前の相手がその話を理解しなかったとしたら目的を果たしてはいません。
コミュニケーションの成果は結局相手の評価にゆだねられているのです。

理想的なコミュニケーションというのは、1対1でも複数の人が相手でも原則は同じ。
相手の話をよく聴きながら、適切な構成と言葉を選んで自分の考えや思いを伝えることです。
ゴールは、互いにとって最大限の「納得感」「満足感」を得られるようにすることです。
が、何より「適切」というのが難しい。
人によって、場面によって「適切」が変わるのですから。

手がかりとしてキーワードをあげてみます。
それはロジック共感です。
ロジックとは論理、つまり話の筋道が通っていることです。
ロジックだけでうまくいくこともありますが、そうでないこともあります。
正しいか否かにかかわらず、特定の感情が発動し、反対してしまったという経験は誰にもあるのではないでしょうか。
だから、共感に配慮することも大切なのです。

身近なことで例をあげてみます。
誰かに仕事を依頼したい時、ただ「これを企画書にしてみて」と言うよりは、「これを企画書にまとめてほしい。これまで十分準備してきたから材料は揃っているよ」の方が伝わりやすいでしょう。
さらに「不安もあるかもしれないけど、足りないところはフォローするからね」と言えば相手の気持ちへの配慮が伝わり、慣れない仕事にも挑戦してみようという気持ちを喚起しやすくなるはずです。

プレゼンやセミナーでもロジックだけでなく、共感を意識することは効果的です。
今年は時々このロジックと共感をテーマに投稿していきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(2018年1月6日 岩田)

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