「冬至」に思うこと

冬至一年の棚卸しをしてみました

冬至は、一年のうちで最も昼の時間が短い日です。
最近では、夕方の4時半になると薄暗くなり、一段と寒さが増すように感じられます。
子供たちが公園で遊んでいても、5時までが限度で、街灯が灯り始めて、三々五々帰っていきます。
やっと、分岐点。
すぐには大きな変化は望めませんが、一日1分違ってくると言われるので、何だか待ち遠しい、前向きな思いになれます。

「冬至」の風習として、カボチャの煮物を食べると、中風にならず、風邪をひかないとか、栄養をとるためとか言われますが、栄養価が高いので、風邪への抵抗をつけるための、先人の知恵でもあるのでしょう。
冬至風呂とも言われる、柚子湯は、江戸時代の銭湯からの流行のようですが、香りも良く、確かにホカホカと温まります。
柚子の木は、寿命が長く病気にも強いので、柚子風呂に入って、無病息災を祈る風習が、今でも続いているのでしょう。
「冬至」の「と」に因んで、とうなす(カボチャ)、豆腐、唐辛子、ドジョウ、いとこ煮…を食べる―習わしがあったとか…。
「冬至に天気が良ければ、翌年は豊作」という言い伝えも残っているようで、真偽のほどは定かではありませんが、お天気に恵まれて、何だかホッとした一日でした。
昨日は柚子風呂に浸かりながら、一年の棚卸しをして、さて、来年はどんな年にしたいか…など、ボンヤリ考えてみました。

来年のチャレンジ目標

仕事面、家庭面、やりたいこと、やるべきこと、いろいろと浮かんできます。
ふと、本棚に置き忘れていた田中尚喜先生の『百歳まで歩く』という本が気になりました。
筋肉に引退なし!
たとえ90歳でも100歳でも、筋肉は一生、現役なのです。
加齢よりももっと、「立つ、歩く」といった基本的な動作や普段の姿勢の影響を、筋肉は強く受け、悪い動作やよくない姿勢をしてきた年月だけ、その人の筋力が弱っていくわけです。
筋力トレーニングを始めるなら、中高年世代が絶好のチャンス。

久しぶりにこの本を手に取って、「健全なる魂は、健全なる肉体に宿る」という言葉を思い出し、来年のチャレンジ目標に、組み入れて行こうと、強い思いを持ちました。
自分の足で末永く歩き、自分の頭で考え、学び、気づき続ける人生。
すべては、「自分次第!」――何だか、奥底からエネルギーが湧いてくるのが感じられます。

今年も一年、有難うございました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

(2017年12月23日 若杉)

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