静かな熱気に満たされた場になりました!

センスについて学ぶセミナー

しばらくご案内していたセミナーが、11月5日開催されました。
赤木広紀コーチを迎えてのAOCトライアルセミナーです。
AOCとは、「アート・オブ・コーチング」の略で、『コーチングハンドブック』の著者山崎啓支さんを中心に立ち上がった新しいコーチングスクールです。
多くの友人がそこに関わっていることもあり、私も応援させていただいています。
コーチとして17年のキャリアを持つ赤木さんはAOCのトレーナーのおひとりでもあります。

開催人数8名としていましたが、実は開催日の一週間前までは、それを満たしていませんでした。
最後の一週間で連日お申込みがあり、結果的に13名で無事当日を迎えることとなりました。
財団時代を含めると長年イベントやセミナーの募集に関わってきましたが、人の動きは本当に不思議です。
個々の動機は異なるはずなのに、行動を起こすという決定には、なにか見えないつながりがあるようにも感じます。

さて、5日13時には全員が着席した状態で、少し緊張感が漂う中でセミナーがスタートしました。
導入の説明のあとは、グループに分かれて簡単な自己紹介と参加目的のシェアです。
目的をはっきりさせることの意味について、講師からは、
「講師がいい話をするからいいセミナーになるのではない。求めているものがはっきりすればするほど得られるものがある」というようなお話がありました。
確かに何が欲しいのかがはっきりしていたら、関連する情報が向こうから飛び込んでくるものです。
言葉にして誰かに伝えと、さらにはっきりしますし、緊張もほぐれます。
短い自己紹介が終わると、一気に場が和みました。

センスには2つの方向性がある

『コーチングハンドブック』の表紙には「知識と経験を最大化するセンスの磨き方」という副題が添えられています。
そもそもセンスという言葉自体は漠然としたものです。
人によって受け取り方は違うと思います。
私の個人的な考えでは、コーチのセンスとは
・クライアントの状態を洞察できる
・話の流れを的確にとらえられる
・気づきをもたらす質問やフィードバックが自然に出てくる
・コーチ自身が過剰な自意識から解放されている
などに関連があると思っています。
(私ができているかどうかは横においています)
これらはコーチングという限られた場だけでなく、日常生活にも応用がきくものです。

赤木コーチの説明の中で、センスには2つの方向性があるという話がありました。
ひとつは「磨かれていく方向性」、もうひとつは「退化していく方向性」。
真逆の方向性が存在するということですね。
しかも、私たちは日常生活のほとんどを「退化していく方向性」の中で過ごしているということでした。
慣れ親しんだ楽な行動を選ぶのも「退化」の方向です。
ただ、それを強く否定するのも逆効果です。
どんな人も日常の中で、ある時は「磨かれていく方向性」ある時は「退化していく方向性」を生きているはずです。

セミナーの前半の講義部分ではどのような時にセンスを発揮できるのかということについて、わかりやすい説明がありました。
意識を変えることで「磨かれていく方向性」を増やす可能性が生まれます。
さらに後半は、ワークでそれを体感する時間でした。
学んだことが一気に体感を通して理解できることもあれば、思考と結びつかず不思議な感覚のままということもよくあります。
時間を超過しての場でしたが、それぞれ何かをお持ち帰りいただいたようでした。

セミナーの場というのは、1対1の対話とはまた違った学びが生まれる場だということを実感しました。

(2017年11月7日 岩田)

 

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