オーロラはいつでも発生している

「中垣哲也オーロラ上映会&トークライブ」は盛況でした!

昨日のオーロラ上映会は、昨年を超える方にお越しいただきました。
午前と午後の部は予定を30分以上超過!
熱気のこもった場になりました。
お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!

プロジェクターが高性能になり、これまでスクリーンを使っていたところを直接壁に投影されることになりました。
下の写真のように会場のスピーカーの位置をはみ出しての映像も、見ているうちにさして気にならなくなるのが不思議です。
脳は見たいものを都合よく編集してくれると言われますが、その通りですね。

オーロラという自然現象

中垣さんのトークライブでは、オーロラの発生原理や過去の人々がオーロラに遭遇した記録なども紹介されます。
中でも「オーロラ爆発」という現象があるそうです。
英語ではブレイクアップと呼ばれ、オーロラが突如として一気に広がる現象です。
オーロラについて何の知識もなかった古代の人々はそれをどう感じたのでしょうか?
突如夜の空に表れた光が全天に広がり、数分間も色や形の変化する…、それは多分驚きを超え、恐怖を感じさせるに十分なものだったでしょう。
これまで70回も北米を訪れてきた中垣さんも、最初の頃は、夜の闇の中で雪をまとった木々の黒いシルエットに取り囲まれると、恐ろしかったと告白されていました。
圧倒的な自然の中では人間は畏怖を感じるしかないのかもしれません。

オーロラの原理は、太陽からの太陽風と呼ばれるプラズマの流れが地球の磁場と相互作用することで起こる現象だそうです。
そういう説明を聞いても全くピンときませんが、太陽がもたらすものだということはわかりました。
太陽面で起こる爆発現象を太陽フレアと呼ぶそうで、今年9月、その太陽フレアが非常に強くなったそうです。
ちょうどアラスカにいた中垣さんはその太陽風が2~3日で地球に届きオーロラ爆発を起こすことを期待して待ったとか…。
満塁ホームラン級を期待した結果表れたオーロラは、空振り三振程度だったそうです。
普段なら十分にヒットと呼べるようなオーロラでも、期待が大きいと三振扱いになってしまうもの。
やはり自然はすべての条件が整わなければ最高のものを見せてはくれないのですね。

オーロラは特別なものではない

中垣さんによると日本人は世界で唯一オーロラにあこがれている民族だとか。
「え?みんなあこがれるでしょう?」と一瞬思いましたが、確かにオーロラツアーへの参加は日本人が圧倒的に多いのかもしれません。
そこには「オーロラはめったに見られない貴重な自然現象」という観念があるのでしょう。
しかし、これに対しても中垣さんは言います。
「オーロラはいつでも出ているものだ」と。

地球上の気象条件が合えば、オーロラベルトといわれる地域ではいつでも見られるのだそうです。
日本はオーロラベルトの外なので、本当に特別な時しかオーロラを見ることはできません。
(20世紀では1957~58年頃に赤いオーロラが日本でも観測されたそうです)
だから、余計にあこがれが募るのでしょうね。
今回参加してくださった方々の多くは、実際に行って観ることはできないけれど迫力ある映像でオーロラを楽しみたいという方々でした。

財団時代を含めると中垣さんの上映会は今回で6回目。
「7回目があることを期待している」という言葉を中垣さんと参加者のみなさまからいただきましたので、きっと来年も開催することになると思います。

(2017年11月4日 岩田)

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