子育て散歩道(4)ー親離れ・子離れ

親離れ・子離れ

子供の年齢によって、もうその時期は過ぎたと思われる方、まさに今、ドンピシャの時期、或いはまだまだ先の話…と、様々でしょうが、ちょっとご一緒に考えてくださると何かしら発見があるかもしれません。

この問題に入る前に、
・親離れ・子離れって、本当に必要なんでしょうか?
・親離れ・子離れが上手く出来ないと、将来どんな影響が出るのでしょうか?
・子どもにとって、居心地のいい家庭って、どんなもの?
・子どもはどんな親で居て欲しいの?
…というようなことも、併せて考えることが大切だと思われます。

親が、段階を持って、上手に子離れすると、子どもは自然と親離れして行きます。
「子離れ」に焦点を当てて、お話をしていきます。

1.子離れできない親の共通点や心理

①子供がやる前に、親がなんでも先にやってしまう

男の子に多いパターンですが、シャツの裾がズボンから出ている、着替えのボタンに手間取る、トイレについて行く…など、親が手伝った方が早いのですが、自分でやる機会を多くしないと、いつまでたっても自分で出来るようにはなりません。
家ではできなかったことが、保育所に行くと、いつの間にか出来るようになったということは、よくあります。
子どもも、出来ることが増えると、自信がでてきます。

つい、「あれをやって、終わったら、これをするんだよ」と、次々に指示を出して、子どもの行動管理をしてしまいます。
本人も分かっているかもしれないし、自分なりにペースを考えているかもしれません。
「次は何をするんだっけ?」などと、自分で考えられるような声掛けをするなどの工夫は大切です。

好きにさせる、放置するということではなく、自分で考え、自主的に行動出来るようなサポートをしてあげることが大事です。
頭では分かっていても、時間に追われて、親自身に余裕がないと、ついつい手も口も出てしまいます。
本当に、「子育ては親育て」ですね。

②周りの子と比較してしまう

周りの子はできているのに、我が子だけができていないと、不安になってしまいがちです。
人はそれぞれ個性があって、得意なことや苦手なことは、その子によって違う…
無理に押し付けると、子どもの気持ちが沈むだけ。

金子みすずさんの詩にあるように、「みんな違って、みんないい」
冷静に考えると、当たり前のことですが、いざ我が子となると、余計な力が入ってしまいます。

③子どものトラブルにすぐ口を出す

友達同士で遊ぶことが増えてくると、様々なトラブルが出てきます。
子どもが悩んだり困ったりするのを、見ているのが辛いので、早くに解決しようと、親が首を突っ込んでしまいます。
どちらが悪いとか、犯人捜しをしがちです。

勿論、危険なことや怪我などにつながりそうな時は、手助けが必要になります。
が、子ども同士で、対処法を見つけて、収めていくのを待つ姿勢も持ちたいものです。

問題がこじれたり、大きくなりそうな時は、園や学校、相手の親との相談など、臨機応変な対応が願われます。

④常に子どものことを気にし過ぎている

心配性な親に多いのですが、いつも子どものことが頭から離れない。
会話のほとんどが子どものことであったり、子どもを預けていても、気になって仕方がなかったり、子どもが自分の傍にいないとソワソワしてしまう。
子ども中心の愛情たっぷりの親のようですが、これは、自分への自信のなさ、自立心が弱いことと重なります。
ネガティブな妄想に囚われやすい自分に気づくなど、親自身が、自分の生き方を見つめる、いい機会だといえましょう。

⑤親の考えを押し付ける

自分の価値観、習慣が正解だと思っているので、「あれをしなさい」「これをしなさい」と、いつも指示通りに行動させないと気が済まない親。
また、子どもに見返りを求める言動も、子離れできない親の特徴です。
「~をやってあげたのに」「~してあげたでしょう」というような言葉は、親の考えを押し付けていて、過干渉になっています。
子どもにも、意思や考えがあることの理解が必要です。

【キーワード】

子離れには、「過保護」「過干渉」になっていないかを見極めて、「見護る」立場を大事にする。

次回は、子離れできない親が、子どもに及ぼす影響について考えます。

(2017年9月30日 若杉)

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