若杉章子の一文字ブログ9「活」

6月は『活』を選びました。

6月は、恵の雨の季節。そろそろ梅雨入りの声も聞かれそうです。
梅雨というと、しとしと、じめじめしたイメージもありますが、一番に浮かんでくるのは、いわさき・ちひろさんの絵――紫陽花の傍を、長靴を履いた幼子が、傘をさして楽し気に歩いている、微笑ましい光景です。
まさに活き活きとした情景を、淡い色彩で描かれていて、私は大好きです。

『活』は、
「生きること。生きていること。気絶した人に意識を取り戻させる術。活発なこと。生き生きしていること。勢いがいいこと。」
活力、活性、活水、活動、活発、婚活、就活、生活、活躍、自活、快活、復活、活況、活気、活魚…等々。

孫たちとの日々

6月になって、娘一家が近くに引っ越して来ました。
小学1年生と、幼稚園年少組の二人の孫が居ます。
私の子育ての経験とは、時代背景も、環境も大きく異なるので、関りながらも戸惑うことがたくさんあります。

純粋で、自分勝手で、欲望を最優先して、感情のままに生きようとする孫達を前にして、教育やしつけという言葉で、思い通りにコントロールしようとすると、私の心は大きな葛藤を起こします。
格好良く、お祖母ちゃんの威厳や智慧を発揮しようなどという思いは、無残に砕け散り、あたふたと現場の対応に追われてしまいます。
あっさり白旗を挙げて、そのままを受け入れ、大きな目で成長を見守って行こうと思うと、可愛いしぐさや表情が一層際立ちます。

こうやって、親や祖父母に見守られて、育てられてきたんだなあと、感慨深いものがあります。

社会に関わる自分、使命感、責任感を果たす自分。
肩に力を入れて、誰かの、何かのお役に立ちたいと、頑張ろうとする自分が居ますが、案外、日常の生活の中で、気づき、学び、実践を重ねることが大事なのかもしれません。

宮沢賢治の詩にある「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、丈夫ナ体ヲモチ…」のようには、なかなか難しいですが、どう考え、どう生きるかは『全ては自分次第』。
すぐに正解を探し、華々しい成果を期待する――今までとはちょっと違った生き方を、せめて意識していきたいと思っています。

孫とのかかわりの中で、いろいろと深く教えられる今日この頃です。

(2017年6月6日 若杉)

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