ルーティンを意識する

本当は無意識にできあがっているルーティン

ルーティン。(ルーチンという表記もあり。ニュースなどではルーティーンと読まれることもありますね)
フィギュアスケートの羽生結弦選手は、十字を切るような動作(実際は「士」?)で身体の軸を確認してから演技を始めるようです。
その他有名スポーツ選手のルーティンもよく話題に上ります。
ところで、ルーティンとは「無意識に行う決まりきった手順」(予防医学者、石川善樹先生)だそうです。

そういう意味では、私たちの生活はルーティンだらけです。
会社に着いたビジネスパーソンが仕事を始める流れもそうでしょう。
もっと身近なことでは、食べ方や食器洗いの仕方もある程度ルーティンになっているでしょう。
こういうルーティンのメリットは、何も考えずにある程度のバフォーマンスができるということです。

ただ、スポーツ選手の場合などは、明らかに考えた末のルーティンを行っています。
そうすることがパフォーマンスにどのような影響があるかを理解した上で、習慣化しています。
さらには一旦決まったルーティンも、その効果を確かめながら、改善への試みを怠らない姿勢もみてとれます。

自然に出来上がったルーティンと意識して作ったルーティン

ということで、ルーティンには2種類あるということです。
違いは、意識できているかいないか、です。

無意識に行っていることは、無意識なので、当然気がつきません。
例えば、歯磨き。私は一日2,3回と決めています。
しかし、磨き方はかなり無意識的です。
あえて思い出そうとして初めて、どこからどんな風に磨いているのかにやっと気づくということです。

歯医者さんや歯科衛生士の方の歯磨きは、意識的なのではないかと想像します。
プロとして人にも指導する立場だからです。
どう磨いたら効果的かを知っているのでしょうし、歯磨きをしながら自分の微細な健康状態の変化にも気づけるかもしれません。

同じルーティンでも、無意識的か意識的かでだいぶ違うことがわかります。

私の意識的ルーティン

お気づきの方も多いと思いますが、この投稿も、今年になってペースができてきました。
昨年までは書こうと思っても、どこか抵抗があったのです。
長らく文章を書くという習慣がなかったので、読んでもらえるようなものを書く自信がありませんでした。

自信というのは行動して初めて生まれるものです。
とにかく、定期的に書こうと決めました。
そう決めるまでにだいぶ時間がかかりました。

ところで、書くということについて、印象に残っていることがあります。
どこかに書いたことがあるような気がしますが、だいぶ以前、講座の講師としてお招きした心屋仁之助さんに質問したことがあります。
「時間が空いたら、何をして過ごしますか?」と。
心屋さんは、
「ブログを書いてますよ」と、それは楽しそうに答えてくださいました。
毎日でも書きたいという気持ちがあふれていました。
こんなにも心から書くことが大好きと言えることに、新鮮な感動を覚えました。
私もそうなれたらなぁという気持ちが芽生えました。

実際には書くと決めるまで、その芽生えは日の目をみなかったわけですが…。
決めたときも、私にとっては毎日書くなんて、永遠に無理だと思いました。
そこで、週2回のアップが目標となりました。

とりあえず、目標をクリアしながら今に至っています。
こうして読んでいただいていることに、ただただ感謝しています。
続けることで、少しずつ文章を書くことが億劫ではなくなってきました。
内容も少しは深くなるかもしれません。
その成長も時々見に来ていただければ、と思っています。

近いうちに、投稿の支えとなっているルーティンのことについても書くつもりです。

(2017年5月27日 岩田)

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