コーチもクライアントになります

 

人は相手の立場を理解しにくい

コーチはコーチをつけるというのがコーチングの世界では
必要とされます。

一方的に人の話を聴く人になってしまうと、クライアント(コーチングを受ける側)
の気持ちがわからなくなりがちです。

自分がクライアントになってみて初めて、コーチの前ではこう感じるのだ
ということの一部を体感することができます。

やはり、その立場になってみないとわからないことが多いのです。
それも1回や2回では簡単にわからなくなるので、あえて習慣にする必要があります。

コーチとクライアントの関係は対等?

基本的にコーチは、話を聴いて質問をすることが多くなります。
質問された人は、その質問に答えなくてはならないので、
話はどんどん限定的になります。
質問によって焦点を定め、深めていくというのがコーチングの真価です。

が、一方で、立場を固定してしまうということのリスクがあります。
質問する人は、質問を受ける人に対しておのずと優位な立場になり、
コーチがなんでもできているスゴい人のような錯覚を
両者が抱いてしまうというリスクです。

原則としてはコーチとクライアントは対等といわれますが、
対話の構造上、対等を維持するのはコーチが意識しなければ難しいのです。

そのために、コーチは定期的にクライアントになって、
その立場を経験することが推奨されるということです。

セッションを受けて気づくこと

これを話したい、今これが課題だというのがある時もありますが、
ほとんどの場合はセッションの始まりに、何をテーマにするかと悩みます。

日ごろ、いろいろ思っているくせに、いざちゃんと話す場になると、
特になにもないような感覚になるのです。

そういう時はふと浮かんだ何げないことから話し始めます。
話しているうちに、だんだん自分の中でも対話が始まって
「ほんとはこう思ってるんだなぁ」とか、
「実は、こういうことにこだわっているのかも」という
気づきが生まれてきます。

出発点ではみえなかったことが、話しているうちに見つかるというのも
セッションを受ける醍醐味。

むしろ、必ずこれを解決しようと意気込んでいない時の方が
思わぬ発見があって面白く感じます。

そして、毎回、目の前(といってもパソコンでスカイプですが)
に人がいて、聴いてくれる、質問やフィードバックを返してくれるという
ことの価値を再確認するのです。

(2017年1月6日 岩田)

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